暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
74話:機動六課設立! 士も動く!?
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「「はい!」」
「「は、はい…」」
それぞれがスプーンを取る。だがここで士とライトニングの二人は両手を合わせる。
「「「いただきます!」」」
三人揃って言い、エリオはかき込むようにチャーハンを食べ始める。
その様子を見て、スターズの二人も「いただきます…」と言って、スプーンで一口目をすくう。そしてゆっくりと口に運び、口にする。
「「っ!!」」
旨い。一口目を口にし、噛んだ瞬間に感じたのはその一言のみ。
どう言葉で表せばいいのか少し戸惑いつつも、顔を上げて二人は士を見た。見られた士はまたもニヤリと笑い、持っていたスプーンで二人の食べたチャーハンを指した。
「どうだ?旨いか?」
「は、はい…」
「おいしいです!ものすごく!」
「そう言ってもらえると、こっちもうれしいな」
二人の言葉により一層嬉しそうな笑みを浮かべ、自分も一口食べる。
「―――あ、お久しぶりです士さん!」
「そうでした!お久しぶりです!」
「なんだ、改まって。何度も会ってる仲なんだから、そんな硬くならなくていいんぞ」
にしても、と二人の頭を撫でて士は続ける。
「二人共大きくなったな〜、子供の成長は早い早い」
「そ、そんな…」
「えへへ…」
撫でられた二人は本当に嬉しそうに笑い、士も満足そうに笑っていた。
さっきまでコミュニケーションの話をしていた二人が、思った以上に表情豊かだしなんか副部隊長と仲いいし……
「あぁ、そうだそうだ。スバル、ティアナ」
「「あ、はい!」」
そんな中急に声をかけられて、二人は体を強張らせる。それを見た士は面白そうに笑い、頬杖をつく。
「そう緊張しなくていいぞ?今は別に上司とか関係ねぇから」
「は、はぁ…」
「にしても、お前らは二人よりも久しぶりだな」
「そう、ですね…私はあれから会話するだけで、直接会うのは六年ぐらい前ですかね?」
「私は空港火災の時以来ですから…四年前ですね」
「あぁ、なのはが言ってたやつか。俺あの時お前だって気づいてなかったんだよな〜」
「えぇ!?そうなんですか!?」
実はそうなんだ、と少し照れながらチャーハンを口にする。
そして「それに、なんだ…」と言ってなんか言いよどむ士。それの様子に少し疑問を覚える二人だったが、
「二人共、大きくなったな」
「っ…!!」
「なんていうか、結構見違えたぞ」
士の言葉に、またも動きを止める。急に言われた事でびっくりしたというのもあるが、それ以上にあまりそういう事を言われなれていなかった。
だから二人は止まってしまったし、不覚にもうれしいと思ったのだ。
「あ、ありがとうございます!」
「恐縮です…!」
「ま、お前らが一応部下だって事は、不思議に感じるけどな」
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