暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
74話:機動六課設立! 士も動く!?
[3/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
課のフォワード陣は遅ればせながら施設や人員の紹介を、リインフォースUから聞いていた。
それも一通り終わり、時間もお昼休みなので4人はついでに昼食を食べることになった。
そこでエリオとキャロの他人への接し方で一悶着あったが、4人は揃って昼食を運ぼうとキッチンに向かった。
その時ふとした拍子にある人物が、スバルの視界に入った。それは自分達と同じ茶色制服を肩に掛け、ゆっくりとこちらに歩いてきていた。
「ねぇティア、あれ…」
「ん…?」
スバルはティアナに話しかけその人物の存在を気づかせる。エリオもキャロもそれに合わせるように気づき、視線を向けた。
4人の視線に気づいたのか、その人物も4人に視線を向けた。
「おっ、丁度いいや。スバル、悪いがこれ頼む」
「え?わ、わっ…!」
士はそう言うと丸めた上着をスバルに投げ渡し、自分のYシャツの袖を捲り始めた。
「か、門寺副部隊長!いったい何を…!?」
「何って、昼飯作るんだよ。お前らもいるか?あぁ後、門寺副部隊長とか言い難いだろうから、役職は抜いて呼んでいいぞ」
ティアナの言葉に士は軽く答えそのままキッチンに入って行った。
キッチンの中で、「門寺三佐、何故ここに!?」「あぁ、飯を作りに来ただけだ」「そ、それなら私達が…!」なんて会話が行われていて、四人は呆然としていた。
「え〜っと…」
「何この状況…」
スバルとティアナは状況がうまく飲み込めず、何をすればいいか戸惑っていた。
しかしその傍らにいるエリオとキャロは、二人と違って目を輝かせていた。
「あれ…?二人共なんでそんな顔を…?」
「だ、だって士さんの料理って、とってもおいしいんですよ!」
「まだ一度しか食べたことないですけど、それがおいしかったんです!」
「そ、そうなの…?」
二人の言葉に意外だな、と内心思いながら士の料理を見守っていた。
「ほれ、できたぞ」
ゴトッと音を立ててテーブルの上に置かれたのは、炒められた米や卵、長ネギやチャーシューがドーム状に盛られたもの。日本でいうチャーハン≠セ。
あまり米文化が薄いミッドで育ったスバルやティアナは首を小さく傾げ、エリオとキャロは目を一層キラキラさせていた。
「量が少ないかもしれないが、おかわり分がないから勘弁してな」
「い、いえ!そんな…!」
「大丈夫です!」
士の言葉にスバルとティアナの二人が遠慮がちに答え、彼の作った料理を見る。
見事に湯気を立て、見事な色合いでドームを築く食材達。そのフォルムは、四人の食欲をそそるのに十分なものだった。
既にエリオとキャロは、そのそそられた食欲に身を任せかねない勢いだ。それを見た士はニヤリと笑う。
「それじゃあ、食おうか」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ