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『ポケスペの世界へ』
第三十話
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ッ!!」

「………分かるぜヤナギ」

「何ッ!?」

「オーキドのジジイも言っていたからな。俺も孵す者だッ!!」

 その時、ゴールドのバックからピチューが出てゴールドの頭に乗った。

「行くぜェッ!!」

バチチチチチッ!!

 ゴールドの言葉と共にピチューが電撃を出してヤナギの下へ加速する。

「くッ!?ウリムー”ふぶき”だッ!!」

 ヤナギの膝に座っていたウリムーが”ふぶき”を吐き出した。

「ちぃ”電気ショック”だッ!!」

 ウリムーとピチューの技が激突するが、ゴールドは俺の方向へ弾き飛ばされてきた。

「よっと、大丈夫かゴールド?」

「ショ、ショウ先輩ッ!?」

「俺が後ろにおるから存分に戦ってこい」

「は、はいッ!!なら行っくぜェッ!!」

 ゴールドは再びヤナギの下へ向かう。

「ウオオォォリャアァァァァァーーーッ!!!」

 ゴールドはビリヤードのキューをヤナギの氷の身体の左肩付近に突き刺した。

「くらえよ(スーパー)ライジングサンダーッ!!!」

「いや何やねんそれは………」

 俺はそう呟く。

 まぁ電撃は見事にヤナギの後方に命中した。

「イイぜッ!!名前もまだねぇ俺のちっちゃな相棒ッ!!ライコウから電気エネルギーをたっぷりもらっただけあるぜッ!!」

 ゴールドはピチューを見ながら笑う。

「てめぇの氷の身体に刺さったキューに目掛けたこの一撃で、氷の盾ごとぶっ飛びやがれェーーーッ!!」

「ッ!?しまったさっきのかッ!!」

 キューを見たヤナギが叫ぶ。

「そのキューは電気エネルギーの落ちる先………避雷針だッ!!氷の盾だろうが何だろうが関係ねぇぜッ!!」

バキャアァンッ!!

 電撃は見事に命中したな。

「ん?」

 その時、後方から炎や水やらのエネルギーが飛来した。

「シルバー、クリス、先輩達の援護射撃だッ!!」

ズガアアァァァンッ!!

 レッド達からの援護射撃は全弾がヤナギの氷の身体に命中して、ヤナギが作った氷の身体はバラバラに砕け散った。







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