暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0710話
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 バジュラとの戦い恐怖心を覚えなかったか、まだ15歳なのにS.M.Sで働いているのはどのような意図があっての事か、シェリルの歌は好きか……等々。それこそ細々とした俺の趣味でも暴き立てるかの如く。カイトスとダルフィムの件のみってのはどうなった。
 ともあれ、そんな極めて面倒臭い記者会見、あるいはシェリルとの話し合いに関しても20分程経てば、さすがに話の種が切れてくるらしい。
 もっとも、より正確にはシェリルがこれ以上の時間記者達に付き合う時間が無いというのが正しいのだろうが。
 そして、最後の質問として指名された1人の記者が口を開く。

「現在ギャラクシー船団はまだ発見されていませんが、そうなると暫くフロンティア船団に逗留する事になります。その間、どのような事をして過ごす予定ですか?」
「そうね、あたしとしてはフロンティア船団には非常に感謝しています。ですが、それだけで済ませるつもりはありません」
「と言うと?」
「このS.M.Sという会社のパイロットは精鋭揃いと聞いています。その中にあたしが関わる事で、より良くギャラクシー船団に対しての援護になるかと」
「それは……もしかしてS.M.Sに入社してVFパイロットになると?」
「まさか。さすがに素人のあたしがそんな事をしても邪魔になるだけですし、入社するつもりはありません。ですが、それ以外でギャラクシー船団の手助けになるような事があるのなら、積極的に引き受けていきたいとは思います」

 ……おい、それは何だ。もしかして、これからも頻繁にS.M.Sに顔を出すって事なのか?
 そんな俺の内心の疑問に、シェリルは一瞬だけこちらに流し目で視線を向け、ニヤリとした笑みを浮かべるのだった。
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