15章 カフェ・ド・フローラ (5)
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った。
「わたしも、ジブリのアニメは大好き。
もしかしたら、ジブリは、平和を守る、最後の砦みたいに、
なるのかもしれないわよね。日本や世界の・・・」
小川真央が、そういうと、みんなは、
「うん、うん」と、うなずくのであった。
「わたし、変なこといって、ごめんなさい!
きょうは!楽しく飲んで、騒ぎましょう!」
小川真央が、そういったら、
「真央ちゃん、ぜんぜん、変なことなんて、いってないわ!」
と、清原美樹がいう。
「うんうん、美樹さんのいうとおり、真央ちゃんは正しいこと、
いっていると思う。わたしもジブリ大好き!
平和は守らなければと思うもの」と、美樹のとなりの、大沢詩織もいう
みんなから、明るい、わらい声が、わきおこった。
「憲法9条とかにしても、宮崎監督や鈴木さんのように、
はっきりとした、自分の意見がいえる人って、すごく少ないよね。
おれも自分の意見に自信ないけど。
スタジオジブリのブログを見ていて思ったんだけど」
ちょっと、はにかむような、笑顔で、そういったのは、
クラッシュ・ビートのギターリスト、
23歳の岡林明だった。
「そうですよね。自分の意見をもたないまま、なんとなく、
ムードに流されてしまって、
世の中が、悪い方向へ向かってしまうとしたら、怖いですよね」
岡林明のとなりの水島麻衣が、岡林に、そういって、ほほえんだ。
さっきから、岡林と麻衣は、
ふたりとも、ギターリストなので、ギターの話で盛り上がっていた。
「ところで、純さん。きょうの打ち上げ、純さんのご招待ということで、
サークルのみんなを代表して、
あらためて感謝を申し上げたいのですけど、どうもありがとうございます」
サークルの幹事長らしく、矢野拓海が、
森川純に、ていねいな、一礼をする。
テーブルのみんなも「ありがとうございます」と、感謝の気持ちをこめていう。
「そんな、あらたまらなくたっていいって。
MFC(ミュージック・ファン・クラブ)が参加してくれる、
8月24日のサザンオールスターズ・祭りのチケットは、
ソールド・アウト(完売・かんばい)だし、
よく、うちのライブハウスとか、みんなも利用しくれてるから、
その、ささやかな、おれの感謝の気持ちでもあるんですから。
きょうの、ここでの、打ち上げとかは。
みんなで、サザンオールスターズ・祭りも、盛り上げようね!」
「はーい、がんばります!」とかの、女の子たちの、よろこびにあふれている、
かわいらしい声が上がった。
≪つ
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