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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
31 暗闇の騎士
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ターダストは更に顔を近づけ、自分の鼻をメリーの鼻にすり合わせながら抱き寄せた。

「もう大丈夫。絶対助けるから...」

そう言ってメリーの体を拘束していた金属製の拘束具とベッドに寝かせておくためのナイロン製の黒いベルトを外すと、脇のテーブルに置いてあった、トランサー、財布、巾着袋と少ないメリーの所持品をバッグに詰める。
そしてメリーを抱えて教室を飛び出した。











「ロックマンの位置と敵の位置は!?」

「えっと...ロックマンは地下1階、敵の集団は地上4階の会議室、巡回している連中がそれぞれの階に数人ずつ、地下の連中はロックマン...が倒してしまったので、戦闘不能状態で10数名、戦闘可能なのは3名程です」

木場の怒号に熱斗は驚きつつ、自分のネットナビと同じ名前の電波人間を呼ぶのに苦労しながら答えた。

『電波妨害の影響で敵自身も無線通信が使えないため、連絡が行えていないようです。そのため地下でのサイレンの後、ロックマンに地下に向かった部隊が倒されているのにも気づいない...つまりそれぞれの階の敵を悲鳴や物音を抑えて倒していけば、人質に危害を加えずに...』
「ネットナビは黙っていなさい!!!私の計画に変更は無い!!敵を制圧できれば、人質などどうでもいい!!人質に構うから事件が解決しないんだ!!計画通り、A班は地下へ!!B班は会議室へ上の階を目指し、それぞれの階で小隊に別れ、それぞれの階の武装した傭兵を制圧するように!!」

ロックマンが熱斗の説明に補足し、人質を見捨てずに救えるようなプランを挙げようとしたにも関わらず、木場は無視した。
シドウはその様子にため息を漏らした。
A班は警察やSWATだけで構成されたチーム、そして自分のいるB班、地上の人質たちの方へ向かう連中は3割がWAXAの隊員で構成され、残りのWAXAメンバーは待機という状態だ。
早い話がWAXAを地下に入れたくないのだ。
そして木場は先程からSWATを含めた警官たちに近づいてはボソボソと耳打ちをしている。
WAXAには伝えられないような特別な指示を出しているのは容易に想像がついた。
所々で警察庁からの圧力を受けている。
そして人質を巻き込んでValkyrieを確保し、その事実を隠蔽できなかったとしてもWAXAが混じっていれば、警察やSWATだけが人質もろとも撃ち殺しても大勢いるということは大勢でWAXAがやったと証言することが出来る、事実がどうあれWAXAが責任を負わされる可能性が高い。
シドウは舌打ちをしながらG-SHOCKを見た。
無慈悲にも秒針が12の位置に入った。

「突入!!」

木場が指で指示を出すと、部隊の人間が声でそれを伝える。
それを受けたシドウを含めた隊員たちが一斉に校舎内
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