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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第60話 皆のお仕事
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そう言う部長は微妙な表情をしている2人に苦笑を向けていた。
「そう言えば部長、部長はこういった悪魔の仕事はしないのか?」
「あ、それ私も気になってました!」
その2人の問いに答えてくれたのは朱乃さんだ。
「部長は上級悪魔ですから、私達下級悪魔とは違いもっと大きな案件でのみ動くのですわ。普段はどちらかと言うと私達のしてきた仕事の成果の確認など、事務的な仕事の方が多いですわね」
「そうなのよ。これが意外と面倒なのよね。特にここ最近眷属が一気に増えたから合わせて仕事が一気に増えて大変なのよ」
「ふふ、部長は事務的な仕事よりも体を動かすことの方が好きですものね」
あぁ、それは何となく分かる。普段はお姉様してる部長も俺達の前だと稀にお転婆なところとかを見せるもんな。多分そっちが子供の頃からの素なんだと思う。
「う〜ん、じゃあリアスさんの仕事は滅多には見れないのかぁ」
「上級悪魔の仕事というのも、少々気になっていたんだがな」
あ、それはなんとなくだけど俺も分かる。俺が眷属になってから部長が契約を取りに行ったのなんてほんの数回しか見たことなかったけど、何をやってるのかは全く知らないしな。確かに一度は部長の仕事も見てみたいかも。でもイリナの言った通り、滅多に見れないだろうしなぁ……と思い部長に目を向けてみると部長は悪戯っぽい笑顔を浮かべていた。
「ふふ、あなた達、運がいいわ」
「え?」
「じゃあもしかして……」
「えぇ、実は今日、大きな仕事が入っていたの。この際だから皆も見ていくといいわ」
「えっ? 部長、私達まで一緒に行っていいんですか?」
「えぇ、全員でいらっしゃい」
火織のあげた疑問の声に即答する部長。じゃあ今日はグレモリー眷属全員で部長の仕事を見学か。部長が一体どんな仕事をしてるか楽しみだぜ。
「ところで部長」
「あら、何かしらイッセー?」
「皆の仕事を見ていて思ったんですが……なんか俺だけ妙に仕事の難易度高くないですか?」
「……えぇ、ミルたんを見て以降私も返ってくるアンケートを詳しく見ていたのだけれどここ最近そう思うようになってきたわ。前は厳しいことを言って本当にごめんなさいね」
「部長! 分かって頂けて本当に嬉しいです!」
ついに、ついに! 俺が普段どれだけ苦労しているか分かってもらえた!
「やっぱりそうですよね! 皆自分の長所を活かせるような依頼ばっかりなのに俺だけ訳の分からん依頼をする変態ばっかでおかしいと思ったんですよ!」
「……それってイッセーの得意なのが変態の扱いとかってことじゃないの?」
「ぐはっ!?」
今のレイナーレの言葉が俺の胸に深々と突き刺さった! そんな、まさか
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