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赤龍帝の兄の日記
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対価の羊羹を渡すと塔城さんは帰っていった

それにしても……我が家のお菓子のほとんどを食べつくしていった塔城さんの胃袋はどうなっているのだろうか?



○月△日


家に帰ってきたイッセーが大いにへこんでいた

訳を聞いてみると魔力が子供程度しかなく魔法陣を使ってジャンプが出来なかったらしい

イッセーには俺も魔力はほとんどなかったが体を鍛えてるうちに上がってきたと言って慰めた

第一あいつの神器は『赤龍帝の籠手(ブーステッド・レッドギア)』のはずだ

まだ神器が覚醒してはいないが本来なら多少の魔力さえあれば山すら砕ける代物だ

魔力がなくても特に問題はないだろう

それにしても……イッセーの初仕事、見たかったものだな……はあ



○月D日


リアスから呼び出された、何でもイッセーの神器について聞きたいらしい

イッセーが兵士を八個も使ったのは神器がかなり強いものだと睨んでいたのが

龍の籠手(トゥワイス・クリティカル)』だったので不思議になったらしい

リアスにはあいつの神器は『龍の籠手』ではなく『赤龍帝の籠手』だと教えてやった

かなり驚いてはいたが同時に納得もしていた、確かに神滅具(ロンギヌス)でもないと

兵士八個などあり得ないからな

リアスはそのことをイッセーに教えようとしていたが止めておいた

あいつには自分で神器を覚醒させて気づいてほしいからな

そう言うとリアスに驚かれた

俺のことだからイッセーに教えて覚醒まで手ほどきすることだろうと思っていたそうだ

確かに俺が教える事は出来るがそれだとイッセーが成長しない

……俺がずっと見守ってあげれるわけじゃないからな……



○月Y日


ついにイッセーが契約を結べたそうだ

そう嬉しそうに俺に報告するイッセーを見て俺も嬉しくなり今日は久しぶりに酒を飲んだ

ああ……今日はもう眠いから寝よう



○月Z日


二日酔いで頭が痛い……

酒に強くないのに結構飲んでしまったからか……

何とかイッセーの弁当は作ったんだが……動くのが辛い

自分の昼飯はいいとしてもイッセーの晩御飯をなんとか用意しないと……

またあのチラシを使うか……

チラシを使い姫島さんに来てもらい晩御飯を作ってもらった

二日酔いの理由を聞かれたときは笑われたが言い返す気力もなかったので無視させてもらった……

決して仕返しがしたかったからじゃないぞ?



○月L日


今日は仕事もなかったので久しぶりに町をブラブラと散歩していると

イッセーが金髪のシスターと仲睦まじく歩いていた……

イッセー……お前は仮にも悪魔
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