14章 美樹と詩織のテネシー・ワルツ (3)
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ました。
それで、おれは、愛のキューピットの役を、
引き受けたんですけどね。
詩織ちゃん、信也さんと、うまくいっているようですし、
おれとしては、つらいところもあるんでしょうけど、
これって、しょうがないことですよね!」
そういって、岡は、みんなに同意を求めるから、
みんなは、うんうん、と、うなずいたりする。
だから、おれは、男らしく、身を引きながら、
詩織ちゃんのしあわせを、
いまも、願っているわけなんですよ」
岡は、うつむき加減に、言葉を確かめるようにして、
そんな話を、締めくくった。
「岡くん、偉いわ。男らしいわよ」
菊山香織は、隣にいる岡の左肩を、
励ましをこめて、軽く、さすった。
「岡くんは、立派だと思うわ」と、美樹もいう。
「岡くんは、いまに、詩織ちゃんみたいな、
かわいい彼女が、絶対に現れるわよ!」
岡と、同じ1年の、ベースギターの、平沢奈美も、
そういって、励ました。
≪つづく≫
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