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雲は遠くて
13章 愛を信じて生きてゆく (I believe love and live) (3) 
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が、連続することになる。

つまり、そんなギターを弾きながら、歌うというのは、
ちょっと、きついものがあった。

そんなギターと、ヴォーカルの、2つを、
大沢詩織(おおさわしおり )は、やってきた。
しかし、これからは、水島麻衣(みずしままい)に、
ギターを(まか)せられるので、大沢はヴォーカルに専念できる。

「詩織ちゃん、才能あるじゃん!
詩も、曲も、いいと思うよ」と岡。

「いつも本当のことしかいえない、
岡くんに認められるなんて、自信わいちゃうな!
とても光栄だわ」
と、大沢詩織(おおさわしおり )。

みんなは、わらった。

歌詞はこんな内容であった。
---
愛を信じて生きてゆく (I believe love and live)

作詞・作曲 大沢詩織

(かな)わない 恋の (せつ)なさに
人目(ひとめ)を ()くような おしゃれして
にぎやかな(まち) 彷徨(さまよ)い (ある)いたの

空は (あお)く 晴れわたっていたわ (にく)いほど
でも わたしの 心の中は 灰色の雲でいっぱいだったの
どこか 捨てられた 迷子の子犬みたいだった わたし

やさしく 声をかけてくれる 人たちも たくさんいたわ
でも (さが)しているものは 何か 違うんだよ
何かを (こわ)してしまったようで (こわ)かったの

(まち)(とお)くの 河原(かわら)の風が 気持ちがよかった
()きわたる風は わたしには とても やさしかったの
やさしい風は わたしを いつまでも やさしく 守ってくれていた 

いつも (なに)かに (おび)えていた わたし
愛の 不思議な(ちから)を 教えてくれた あなた
恋する 乙女(おとめ)のように 胸は (ふる)えていたの

この世界に 信じられるものがあるとしたら 何かしら?
きっと 大切なのは 信じられるのは 愛 なのね! 
だから わたし 愛を 信じて 生きてゆくわ いつまでも

I believe love and live
(愛を 信じて 生きてゆく)
I believe love and live
(愛を 信じて 生きてゆく)

≪つづく≫ 
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