10章 信也の新(あら)たな恋人 (1)
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流を続けていて、信頼でむすばれていた。
この前のクラッシュ・ビートと松下陽斗の、
ライブのチケットも、MFCの全員に、無料で配布していた。
「やっほー」と川口が、ケータイを持ったまま、両手を上げて叫んだ。
「後輩の岡のやつ、おれに彼女を紹介してくれるんだってよ!」
「あの1年の岡かあ」と、岡村明がいった。
「うん、うん、岡と、同じ1年の大沢詩織が、おれのこと好きなんだってさ」
「しんちゃん、モテまくりじゃん」と森川純。
「なんか、嘘みたいな話だけど、今度こそは、
ふられたり、三角関係になったりしないことを願うよ」と川口。
「あの1年の大沢詩織かあ、ライブにも、岡と一緒に来ていたから、
おれはてっきり、岡の彼女かと、思っていたし・・・」と高田翔太。
「しかし、よくもまあ、しんちゃんは、美人に、好かれるよね」
と岡村明。
「美人とか、かわいい子とかって、心変わりも早いから、大変だよ。
また、ふられたら、おれの寿命は、きっと、20年は、縮むから・・・」
と川口信也。
「ひとりに、ふられて、10年かあ、そんなもんかもな、恋も真剣だと・・・」
森川純が、真面目な顔で、そういうと、
バー(BAR)へ向かって歩きながら、
みんなで、おおわらいとなった。
≪つづく≫
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