暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第8話 「小鴉丸からの招待状?」
[1/6]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
T&H対ダークマテリアルズの対戦の結果だが、僅差ではあるもののT&H側が勝利を収めた。
後半戦が始まった当初は、ディアーチェの大魔法によってターゲットの大半が殲滅されダークマテリアルズ側が有利だった。しかし、2周目に出現した巨体型と高速型のエクストラターゲットによって状況は一変することになる。
高速型は高町が魔力弾を使って殲滅し、巨体型はアリシアがハリセンで粉砕。その姿に触発されたレヴィがゴールを目指すのやめてターゲット破壊に向かってしまい、T&H側が上位を占めることになった。結論から言えば、レヴィのミスでダークマテリアズは負けてしまったということになる。
――まあこんな日もあるよな。
対戦を終えた俺達は軽食コーナーへと移動した。ディアーチェは月村のことを気に入ったらしく、現在は楽しそうに話している。その姿を見ているバニングスはどことなく面白くなさそうだ。やきもちでも焼いているのだろう。
再度意識を会話中のふたりへ向けると、ディアーチェと目が合った。だが彼女は少し慌てたように視線を月村へと向けてしまう。
対戦が終了してからというものディアーチェはこのような反応ばかりしている。おそらくだが自分達でも勝てると言い切ってしまったのに負けたことが原因だろう。俺が彼女の立場だった場合、恥ずかしさと何かしら言われるのではないかと不安に思い同じような反応をするに違いない。
ただ俺としてはディアーチェに何も言うつもりはない。どんな強者でも必ず勝利を収められるわけでもないし、対戦内容は充分に観客を沸かせるものだった。彼女のチームメイトでもない俺が責めたりするのはお門違いだ。
「ばあっ!」
「ぶっ……ごほっ、ごほっ!」
隣の方から聞こえた声に釣られて視線を向けると、むせているバニングスが視界に映った。彼女の隣には「にっしっし」と笑っているレヴィがいる。どう考えてもレヴィが脅かしたに違いない。
「な……何なのよもう。なにょはならあっちよ」
ここであえて『なにょは』と言うあたり、この子も月村同様イイ性格をしている。まあ彼女のように笑顔の裏に何かがありそうなタイプではないので怖いといった感情は抱かないが。
「王さまは気に入った子と話すの好きだからね〜、イタダキマス」
レヴィ、それは謝るどころかバニングスの言葉に対する返事ですらないぞ。というか、対戦前に食事はしたはずなのにまた食うのか。しかもさっきと同じカレーを。
彼女がよく食べる人物であることは知っているが、せめて違うメニューを頼めよと思ってしまう俺は間違っていないだろう。
「アレでしょ、え〜と……焼きオモチ?」
「やきもちよ! って、ちっ、違うわよ。すずかに友達が増えることは良いことだし……!」
誤魔化そうとしてるけど必死すぎて墓穴を掘っ
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ