暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第8話 「小鴉丸からの招待状?」
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微妙だから。それに空いた分の勉強もしてる真っ最中だから、そのうちあっちの言葉は忘れるかも」
「何ていうか……大変ですね」
「まあね……今度勉強を教えてもらえると助かるんだけどな」
「あたし小学生なんですけど……」
「さっき言ったように俺は途中から海外だったからね。小学生で習う範囲のことが抜けてたりするんだよ」
「あっ……じゃあ、あたしに分かる範囲でいいなら。その代わりブレイブデュエルのこと教えてくださいよ」
「助かるよバニングス先輩」
「そっちのほうが先輩なんですから先輩はやめてください」
やめろと言われたものの少女の顔には笑みがある。出会ってから1番話していなかったことに加え、年が離れているために不安もあったが、どうやらそれなりには打ち解けられたらしい。
私生活や学校生活、ブレイブデュエルといった話題で話している内に名前で呼ぶことを許可された。向こうから呼べと言っているのに呼ばないのもあれなので素直にアリサと呼ぶことにする。ただ急に変えるのは難しく、何度もバニングスと呼んだり言いかけてしまったが。
「な、なのは!」
突然発せられた声に俺は意識を向ける。そこまで大きいものでもなかったのだが、声を出した人物がフェイトだけに気になったのだ。
「お、お願いがあるというか話が……あるんだけど」
「う、うん」
「わ……私のチームメイトになってくれないかな?」
その言葉に内心驚いた。
俺はT&Hのチームに入ってほしいと誘いの言葉を言われたことがある。だがそれは全てアリシアからのもので、フェイトから誘われたことは一度としてない。そんな彼女が自分から人をチームに誘うとは、高町に思うところがあったのだろうか。まあ才能がある子だとは俺も思ってはいるが。
「あっ……ブレイブデュエルは元々個人競技と5人で一組のチーム競技があって。
T&H
(
うち
)
は私とアリシアしかいないから。それで……なのはと一緒になりたいんだけど…………ダメかな?」
「ダ、ダメじゃないよ。ダメじゃないけど……私、フェイトちゃんみたいに上手くないし」
「そんなことない。さっきのデュエルだって凄かった。とても2回目だとは思えないし。何より空を飛んでるなのはの姿は凄く楽しそうでとても素敵で……だから一緒にって!」
……おかしい。
あの子達は女の子同士であるはずなのに、どうしてか王子様とお姫様のように見える。それにあそこから発せられる雰囲気も何というか甘く感じる。俺の感覚が狂っているのか、それともあの子達が狂わせているのか……。
「はいはいそこまで。ふたりの世界に入らないの」
「あやつらは……何だ……いつもこうなのか?」
「えーっと、会ったときからあんな感じだった気がするから……そうかも?」
聞こえてきたディアーチェ達の
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