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ファンタシースターオンライン2 蒼穹の剣士
第二十話 絶望の戦場
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死神蜘蛛の襲撃は苛烈さを増しており、途切れのない猛攻でキース達の体力を奪っていた。
しかし、アルトの歌の効果で何とか持ちこたえている状況であった

その歌は屋上にも届いていた





ジルベール「これは…アルトの歌か…」

ジルベールとアルティナにも歌の効果が届き、アルティナの傷が塞がって体力も戻った
ジルベールも消耗した体力が戻り、万全の状態となった

ルシード「ちッ!!忌々しい歌だな…」

とルシードがアルトの方に目線を向けた
それを見逃すジルベールでは無かった

ジルベール「よそ見して良いのか?」
ルシード「!?ぎゃあああっ!」

ジルベールは刹那で接近し、強烈な抜刀一閃を懐に決めた

ルシード「ぐぅうう…くそう…あの歌…」

アルティナ「あたしを忘れてない?」
ルシード「!?」

アルティナは右手を出して掌に風のフォトン玉を作り、ルシードの頭上に放った
その後、アルティナはその玉に向けて矢を放った
アルティナ「風梟!」


矢が玉に当たると、無数の風の矢がルシードに降り注いだ

ルシード「ぐあああっ!」

ルシードはその場から退き、体勢を立て直した

ここでジルベールはアルティナに

ジルベール「アルティナ、キース達の援護に行け…」
アルティナ「え、ちょっと…ジル!」
ジルベール「心配するな…俺は大丈夫だ…信じて」

アルティナは少し考えて
アルティナ「わかったわ…でも…無茶は厳禁よ!もし無茶なんてしたら…一週間、毎日デートだからね!///」

ジルベール「…わ、わかった///」

アルティナはその場から退き、キース達の援護に向かって行った



ルシード「良いのかよぉ?2体1で有利だったのによぉ?」
ジルベール「お前如き…一人で十分だ…それと、俺は一人じゃない!」
ルシード「何?」

ジルベールは目を閉じ、剣を構えて
ジルベール「確かに今は一人だが…俺には…信じ合える仲間がいるんだ…故に、俺は一人じゃない!みんなと戦っているんだ!」

そう言ってジルベールはルシードに突撃した








ハルシオン学園 校庭


エルシア「ふう…流石に二人では…きついかも…」
リネア「口動かすより体動かしてよ!まだ来るよ!」
エルシア「わかってる!」


エルシアはジェットブーツで蹴り倒し、リネアが後方で援護射撃をしていた
しかし、リネアの武器はランチャーなので一発の威力は圧倒的だが、連射が効かないのがデメリットである

アルティナ「二人とも大丈夫?」

エルシア、リネア「「!?」」


襲撃者の集団が一陣の風によって吹き飛ばされた

エルシア「アルティナ!?」

アルティナ「
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