暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
73話:六課設立前 出会いと別れ
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ら、

「『取りあえず半分合格おめでとう。君達二人がはやての誘いを受けるも受けないも、君達の自由だ。無理強いはするつもりはない。気楽に決めてくれ』―――ってなんやこれ!?」
「ほんと適当な扱いだね…」
「あの人らしいというか、なんというか、ですね…」
「あはは、酷い言われ様だ」

八神二佐がメールを読み上げると同時に、さっきまでの雰囲気が一気に壊れていく。
その光景に少し驚きながらも、スバルは疑問に思った事を口にした。

「あの〜…副部隊長って誰なんですか?」
「二人は知っとるかな?」
「怪人対策の部隊、陸上特殊対策部隊に所属していて、陸上エース陣の一人と呼ばれる男」

ハラオウン執務官の言葉に、ティアナとスバルはあっという顔になる。それを見た四人は思わず笑みを浮かべ、高町教導官が続ける。

「―――門寺三等陸佐だよ」
























列車と人が行き交う駅の構内。その中で荷物を脇に置き時計を確認する赤い髪の少年が一人。
時計は予定の時間を過ぎており、少年は待ち合わせの人がいないか確認する。

すると側のエスカレーターからその人がやってきたのを見て、荷物を手に取って彼女の元に向かう。

「お疲れ様です!私服で失礼します、エリオ・モンディアル三等陸士です!」
「あぁ、遅れて済まない。遺失物管理部、機動六課のシグナム二等空尉だ。長旅ご苦労だったな」

やってきたシグナムは赤毛の少年―――エリオを確認すると、再び周りに視線を巡らせる。
約束していた人は二人。一人はこの少年だが、もう一人がいない。

「もう一人は?」
「あっ、まだ来ていないみたいで…あの、地方から出てくるという事で迷っているのかもしれません。探しに行ってもよろしいでしょうか?」
「頼んでいいか?」
「はい!」

シグナムに敬礼をして、エリオはすぐに踵を返した。

「ルシエさ〜ん、ルシエさ〜ん!管理局機動六課新隊員のルシエさ〜ん!いらっしゃいませんか〜!?」

構内を歩き回りもう一人の待ち合わせている人を探す。だが構内はそこそこ広く、人も多い。一人を探すのはそう簡単ではない筈……

「は〜い、私です〜!すみません、遅くなりました〜!」

なんてこともなく、エリオが丁度エスカレーターの前までやってきた時、その上の方から声が聞こえてきた。
振り返ると上の階から降りてくる、白いフード付きのローブを着て大きめの鞄を持った少女がいた。

「ルシエさんですね?僕は―――」
「あっ!」

エリオが声をかけようとした瞬間、少女はエスカレーターを踏み外してしまう。

〈 Sonic move 〉

だがその瞬間、エリオが手首に巻くデバイス・ス
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