暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
73話:六課設立前 出会いと別れ
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男のするべき事だろ?」
「は、はぁ…」
「それにこいつらも十分強いしな、そろそろ二人だけで任せても面白いと思っていたところだ」
それのどこが面白いのか、甚だ疑問ではあるが言っている事は一理ある。
ふと視線を巡らせると、先程肩を寄せられていた青年が眉間にシワを寄せて俺の事を睨んでいた。あぁ、そう言う事。
「大丈夫だ、お前との決着もちゃんとつけるよ」
「……それならいいんですが」
と言って青年はぷいっと顔を逸らす。その青年に覆いかぶさるように、首に腕を回す別の青年。
アイクさんはそれを見ながら俺に向き直り、口を開く。
「そういう事だ、しばらくは大丈夫だろうよ。危なかったら俺も前線に入るしな」
「それなら安心ですが……はぁ、もう何を言っても変わりませんね」
「勿論」
「胸を張って言わなくてもいいでしょうに」
はぁ、とため息をついて荷物を手に取る。
「意外と荷物少ないんだな?」
「えぇ。持ち出す荷物自体は少ないですから」
それじゃあ、と続けて俺は皆の方に向き直る。
「一年って少し長い間だけど、しばらくの間よろしく頼みます」
「おう、任せろ」
「皆さんと一緒に頑張っていきますから、ご安心を」
「俺、今よりもっと強くなりますから!」
「………」
いやはや、なんともまぁ頼もしいお言葉で。
俺はそれらの言葉をしっかり受け取って、その場を去った。
そういえばなのはの言ってたフォワード候補の二人の試験、そろそろ終わるか?結果はどうなったんだろうな〜。
そう思ったら、携帯端末を取り出しメールを送る。宛先ははやてとフェイト。なのはは一応仕事中だし、見ている二人の方がいいだろう。
ティアナとスバルは、今の状況にかなり困惑していた。
二人は管理局の建物のある部屋のソファに座っており、その目の前には八神二等陸佐とフェイト・T・ハラオウン執務官。それに先程試験官として紹介されたリインフォースU空曹長。
そんな普通の局員なら一度は憧れる有名人を目の前にするこの状況に、かなり困惑していたのだ。
さらに言えば八神二佐が作る部隊の誘いを受けて、二人にとって自分達の夢への近道が示された事に、さらに困惑しているのだ。
まぁそれも一時区切られ、高町教導官の試験の結果を告げられる。結果としては不合格なのだが、それでも特別講習の推薦状をもらい最短でのBランク昇格の道を示してもらえた。
「あぁそれとな、うちの副部隊長からメールもらっとるで」
「副部隊長、ですか?」
「うん。部隊が設立すれば、前線での指揮を執ることになる人だね」
それでな、と端末を操作して文面を表示すると、コホンと一回区切ってか
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