暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
73話:六課設立前 出会いと別れ
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、二人が一斉に動き出した。










「おぉ、始まった始まった」
「お手並み拝見っと…」

二人が地上で走る様を、それを上空から見下ろす映像を見る二人の女性。
金髪のストレートと茶髪のショートの二人。二人が見る映像には、地上の二人がスムーズにターゲットを破壊していく。

「―――いいコンビだね」
「そやけど、難関はまだまだこれからやで」

そう言って茶髪の女性がモニターを展開、ある画像の映るものを取り出す。

「特にこれが出てくると受験者の半分以上が脱落する最終関門、大型オートスフィア」
「今の二人のスキルだと、普通なら防御も回避も難しい中距離自動攻撃型の狙撃スフィア…」

せやけど、とはやては背もたれに体を預けながら言う。

「士君も来れればよかったんやけど…絶対面白いと思うんやけどな〜」
「まぁ士はこの間事件で別の世界に行ってたし、その事後処理もあるし…」

ま、しょうがないかと納得して再び映像を見る。

「このスフィアをどう切り抜けるか、知恵と勇気の見せ所や」
「これ、士が見たら何て言うと思う?」
「そやなぁ。まぁ多分言うだろうっていうのが一つあるんやけど…」

私も、とフェイトは笑みを浮かべて答える。それに対しはやても笑みを作り、フェイトと顔を見合わせる。
そしてお互いに人差し指を立てて、互いを差して、

「「とにかく一発入れる、考えるのはそれからだ(や)」」

二人一緒に同じ言葉を言って、考えた事が同じだということを確認して二人は大きな声を上げて笑った。
























「へっくしょぉいッ!!」

なんか鼻がムズムズすると思ったら、大きなくしゃみが出てしまった。

「なんだ、風邪か士?」
「いや、別にそんな感じじゃなかったんですけど…」

アイクさんが心配そうに言うが、まぁ大丈夫だな。

「―――ていうか、くしゃみが俺の顔にかかったのを誤ってはくれないんですね?」
「あぁ、悪いとは思ってる。―――だが私は謝らない」
「ひどいっすね」

先程正面に立っていた青年が、非常に嫌そうな表情で言う。
傍らの女性―――イーナさんからタオルを受け取り、俺の唾で濡れた顔を拭く。

「んで、しばらくの間出向の扱いになるんだが…」
「まぁこっちの事は任せてくださいよ!士さんがいなくとも、俺達二人がいれば!」
「…ウザいから離れろ」

タオルで顔を拭いた青年が近くにいたまた別の青年の肩を寄せそう言うが、肩を寄せられた方の青年はものすごく嫌な表情で肩から手を外し、離れていく。

「まぁそう言う事だ。お前さんは八神の嬢ちゃんとこで約束してたんだ、それを守るのも
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