暁 〜小説投稿サイト〜
『自分:第1章』
『やりがい/不満』
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そろそろ返してって言った。

携帯の充電せなあかんし、支払いもせな止まるし。
溜まってるメールも見たい。
会社で仲良くなった人と昼一緒に食べに行ったりしたい。
ただそれだけのこと。

でも、規則やから携帯は渡せれんって。
『此処で見るだけやん!それもあかんのん!』
規則やから渡せれん。
情報漏洩は禁じられてるって。
ソレばっか。
『友達からのメール見るだけで何を漏洩できるんぞっ!!』
渡したらあかん決まりやからって。

ほんま腹立つ。

『なんなんホンマ規則規則ゆうてバカみたいに!携帯見るだけで情報漏洩できるんなら、おどれらも此処で携帯使うなやっ!!』

ほんま腹立つ。

『もぉどーでもえぇっ!!!ほな通帳とカード、財布も返せ!!』

返してくれた。

そのまま児相の建物出て部屋に戻って荷物まとめた。

もぉ出て行く。


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