暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-E砕け得ぬ闇の使徒〜Friends〜
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く。そこまで聴いたテスタメントは思うところがあるのか少し沈黙して、そして「・・・確か、ジュエルシードを巡って来た季節は、春、だったよね・・・」ここ河川敷に吹いた冷たい風に靡く後ろ髪を押さえながらそう言った後、何かに納得したのか頷いた。
「今、何月?」
「・・・・12月31日。あと数時間で年が明ける」
クロノがそう答えたら、「半年も経過している、か・・・」テスタメントはふむふむとまた思案を始めた後、「私が何者か、あなた達は知ってるよね・・・?」問いというより確認をしてきた。自力で自分の正体に違和感を覚えたテスタメント。やっぱりこの子はすごい。魔導師としての腕もそうだけど、頭の回転も速い。
「・・・それは、いま起きている事件に関係しているの・・・」
なのはがそう話を切り出すけど、そこまで言ったまま黙る。アリサもすずかもフェイトもアルフも、わたしやクロノも言い難そうにしている中、「ごめん。わたしの所為で、テスタメントは死んだんだよ」アリシアはいきなり核心を話した。
「私が、死んでいる・・・?」
目を点にして訊き返したテスタメントに、「うん。実は――」アリシアが語り出す。ジュエルシード争奪戦の結末を。31個のジュエルシードを回収し終えた事で舞台は海鳴の街からフェイト達を操っていた黒幕、プレシアの居城――時の庭園へ変わったこと。そして、そこでお互いのジュエルシードを賭けてフェイトとアルフを裏切ったテスタメントと、わたしたち管理局組+フェイトとアルフの決戦が起こったこと。
「――私がフェイトとアルフを敵に回した・・・」
「テスタメント、君は言った。ジュエルシード同盟は、回収し終えるまでのもので、仲間になった憶えはない、って」
「それに、元よりフェイトからもジュエルシードを奪う予定だったってね。ま、あたし達の協力プレーであんたを倒すことは出来たわけだけどさ」
フェイトとアルフがそう話すと、「どうやら事実らしいね。私の計画通りに事が進んだようだし」テスタメントは大きく溜息を吐いた後、「というか、私、負けたのかぁ・・・」自分の敗北にショックを受けてた。というか自分が死んだことよりも戦いで敗北したことの方にショックを受けるって。
「あー、まぁ、いいや。話の続き、お願い」
「・・・私たちとテスタメントの戦いの後、時の庭園が虚数空間に墜落し始めたことで起こった庭園崩壊。その際に、母さんとアリシアの入った生体ポッドが崩落に巻き込まれて虚数空間に落ちたの。私は母さんとアリシアを助け出すためにそれを追った・・・」
「その時に、わたしはママから命を貰った・・・と思う。ママの死んじゃった時とわたしの体が蘇生した時が一緒だったから」
プレシアの死とアリシアの蘇生。その因果関係は未だに不明だけど、確かにプレ
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