第百四十九話
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第百四十九話 華奈子の言うこと
華奈子は自分達の家で美奈子と一緒におやつを食べていた、食べているのはクッキーで紅茶と一緒に楽しんでいる。
その中でだ、こう言ったのである。
「ねえ、お菓子ってね」
「どうしたの?」
「いや、食べ過ぎるとよくないわよね」
「食べた分動かないとね」
そうなると、と返す美奈子だった。
「太るし」
「虫歯にもなるわよね」
「ええ、そうよ」
その通りと答えた美奈子だった。
「歯をよく磨いておかないとね」
「そうよね、あたしってね」
ここで自分のことを言う華奈子だった。
「それずっと気をつけてるのよ」
「幼稚園の頃からよね」
「そう、虫歯にはなりたくないからね」
その一心でのことである。
「だから毎日磨いてるのよ」
「朝も晩もよね」
「虫歯って痛いらしいから」
虫歯を知らない人間の言葉ではある。
「だからね」
「そうよね、それはね」
「いいことよね」
「私も毎日しっかり磨いてるから」
歯をだ、このことについては華奈子だけでなく美奈子もそうなのだ。二人共歯のことには気をつけているのだ。
それでだ、美奈子はこう華奈子に言うのだ。
「これからもね」
「気をつけないとね」
「歯は治らないから」
一旦虫歯になればだ。32
「注意しないと」
「そうなのよね、あたし達甘いもの好きだしね」
実際に今クッキーを食べている、実際に。
「クッキーも甘いし」
「ジュースもよ」
「そうそう、甘いからね」
「甘いものは何でもね」
糖分が入っているならというのだ。
「注意していきましょう」
「歯のことはね」
「永久歯になったから」
このことも二人共だ、二人共歯は生え変わっている。
「余計にね」
「注意しないとね」
華奈子はまた言った、そしてだった。
二人でクッキーを食べお茶も楽しむ、二人は虫歯に気をつけていた。これは二人のいいことでもあると言えることだった、それで言うことは。
「美味しさを味わう為にも、これからも」
「歯磨きは忘れないでおきましょう」
こうだった、本当に歯は大事にする二人だった。
第百四十九話 完
2014・7・11
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