第二話 心優しき保護団員、ドライ
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っと痛いだろうけど…すぐに助けるから。フローゼル、渦潮でポケモン達の動きを封じるんだ!」
「フ、…フーロォォォォオオ!」
渦潮で次々にポケモン達を動きを封じていく。
「今のうちにボールを取りに行ってください。」
出場者のトレーナー達が次々にボールを取って行こうとする中、一人の少年は取って行こうとしなかった。
自分達と同世代のようだ。
「どうしたの、早くボールを…。」
「俺の…リザードンは危険だよ…。とりわけバトルが強くて…バトルをするとすぐに言うことを聞かなくなる…。だから…ボールに収まるかどうか…。」
その弱気で無責任な発言にドライは苛立ちを覚えた。
「君はリザードンのトレーナーなんだよ!リザードンは苦しんでいる…トレーナーの君が、諦めてどうするんだッ!」
「兄さん…。」
普段は温厚なドライだが、こういう発言をする者に対しては怒りを見せる。
リザードンにはフローゼルが対抗している。
「…フローゼル!ハイドロポンプ!」
「フロオオオオッ!」
「グオオオ!」
混乱したリザードンは避けることなくハイドロポンプが直撃した。
「よし、もう一度渦潮!」
すると…
「グオオオオオオオオン!!」
光を吸収していたのか、ソーラービームを撃ってきた。
「なっ…避けるんだ、フローゼル!」
素早いフローゼルはかわすことができたがソーラービームの衝撃で吹っ飛んでしまった。
「くっ…。」
『へへっ、すっげえ攻撃じゃねぇか…。』
直撃は受けなかったため、フローゼルはすぐに体制を立て直した。
「アクアジェット!」
「フロォオオオ!」
『俺の攻撃、受けてみやがれ!』
アクアジェットの一撃をリザードンが浴びた。
しかし、ぎろりとリザードンはフローゼルを見ると炎を浴びせた。
「ハイドロポンプとアクアジェットをまともに受けてまだ耐えられるか…。」
「君がリザードンを救うしか方法は無いんだよ!?そんなんだったらトレーナーになんかなるなッ!!」
「──ッ…。」
ドライの厳しい叱咤にようやく立ち上がった。
「……リザードン…。」
そして控室に向かった。
「遅れました。」
次々と控室に行ったコーディネーター達が戻ってくる。
フローゼルはポケモン達を捕えている渦を弱めた。
「戻れ、メガニウム。」
「戻ってユキメノコ。」
「マリルリも戻るんだ。」
ボールに自分のポケモン達を戻した。
「あとは…リザードンだけ…。」
超音波の効果は今でも続いていて苦しそうだった。
神秘の守りで守られているとはいえ
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