第二話 心優しき保護団員、ドライ
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年上の女性に絶大な人気を誇るドライ。
中性的な容姿と優しい性格が人気の秘密らしい。
ドライはそれに答えるように微笑んだ。
すると周りの女性が「きゃー」と騒いでいるのだった。
「兄さん、早くライフさんのところに行こう。」
「そうだね。」
昨日、報告書を渡した際に直々に「明日二人に任務を言い渡す。」と言われたのだ。
「ライフさん、入ります。」
恐れ入りながらドライが声をかけてライフの部屋に入った。
まだ二十代前半であろう若い男性だ。
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。」
優しく笑いかけて二人を安心させた。
これでもこの団体のリーダーでこの団体を立ち上げた人物であるのだが。
ポケモンバトルの腕がすさまじく彼に挑む人間をあっという間に倒してしまうらしい。
だが、この保護団体に流れる黒い噂を聞くとどうも安心できないのである。
何より、この黒い噂を手かがりに…この団体に入ったのだから。
「ライフさん、今回の任務はなんなのでしょう?」
「ああ、君達二人にはホウエン地方に向かってもらうよ。最近、ホウエン地方でよく起きているポケモン誘拐事件の調査をしてほしいんだ。」
「誘拐事件の…調査…ですか。」
何故、自分達二人に…と聞くような表情をするツヴァイを見てライフは答えた。
「警察もてこづってるみたいでね…。つまり警察を巻くことをできる頭脳があるだろう。だから一人だと危険だと判断して二人に任せようと思って。君達は兄妹で連携も良いだろうし、期待しているよ。これかせ手がかりの警察の捜査表だから。」
二人の警察の捜査表をもらい、出て行った。
その捜査表にはその誘拐事件が多発してる場所がミナモシティに集中していた。
ミナモシティにコンテスト会場がありとてもレベルが高いので観光客も多く、コンテストに出れるというのだから珍しく実力のあるポケモンが多い。
よくフィーアがコンテストのために向かっていたため知っている。
しかしツヴァイ自身は行ったことなど無いのだが。
他に捜査表には複数人の行為であると記されている。
若い男二人と若い女一人という構成だ。どこかの組織の幹部のように。
わかることはそれだけであまりにも情報不足だ。
だからこそこちら側に頼んでるというのでもあるのだろうが。
「安心してツヴァイ。ホウエンの土地勘ならだいたいついてきたから。」
「本当?さすが兄さん。」
「ネンドール、ミナモシティにテレポートだ。」
「ドォォォル。」
ネンドールはミナモシティにテレポートした。
綺麗な海、そして綺麗な街並み。
さすがは観光地とも言えるだろうか。
「ここがミナモシティ…。」
「あっ
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