暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
4ー4発目
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「弾丸の雨は君を貫く…ポップな転調♪」

そう歌いながら相手の銃弾をリズムに合わせながらかわし、『銃弾撃ち』銃弾で銃弾を当てたりし、カウンターでワルサーで相手の眉間を撃ち抜く。

「このや…」

出てきた伏兵3人中1人を『不可視の銃弾』でベッドショットを決める。さらに…

「楽譜!ラ・カンパネラ??」

また、指揮するように腕を振ると残り2人が楽譜…俺のワイヤーアクションで木っ端微塵になる。

「なめやがって…」

すると遠くにスナイパーが俺を狙っていた。俺は気付かないが…

バン。

花火のような音が上がったかと思うとスナイパーが吹っ飛んだ。1、2、3…
敵の数を確認し、シノンに、そして今日のゲストに通信を入れる。

「オールクリア…かな?」
「そうね…シュピーゲル。貴方は?」
「僕も倒したよ。」

シュピーゲル…そう。今回のPKには新川くんも入れていた。実際この前の始めてのスノー☆クッキング (と書いてPKと読む)ではいつもどうりのハチャメチャな闘い方で勝ったので。父さんの診察が終わった後気分転換にGGOで基本の闘い方を見たくてシュピーゲル君を呼んだのだが…。

「チキン戦法が基本なの?」

場面が変わって今はBARに3人でいる。ちなみに2人はウイスキーらしき物で俺はミルク。…ええ蟹の真似ですよ。
話を戻してシュピーゲルの闘い方を見てると物陰に隠れて銃を撃ち、俊敏性を利用して相手を倒す。チキン戦法じゃないか!と思ったけど…。
正直な話そんな事せずテクニックで補えば…。

「あんたみたいに相手の銃音のリズムを測ってしかもそれに当てるという事がおかしいと思うけど」

シノンが一言。ザクッ。

「スノー君みたいに戦えないよ…普通は俊敏性が高いプレーヤーはヒット&アウェイが基本なのに…というか特攻だよ。普通じゃない。」

シュピーゲルにも一言。ザクッザクッ。

「酷いよ酷いよ!…シノンと紅茶飲んだ時にシノンが砂糖じゃなくて塩入れるくらい。」
「何嘘ついてるの。あんたが私のに入れたから交換しただけじゃない。」

俺が泣き真似をしながらおちゃらけ、シノンがクールにツッコミを入れる。そのやり取りを見て、シュピーゲルが不意に、真剣な表情で聞いてきた。

「そういえば2人はどういう関係なの?」

その質問に俺とシノンは顔を見合わせて。

「家が隣の幼馴染。」
「うーん…半分同居人。いやーシノンがいつも『夜。お化けが出てきて眠れない!』とか言って来るもんね〜?かわいいなー!」
「佳。次嘘ついたら…」
「すみません」

ゲーム内でリアルネームを言うほど怒ってらっしゃったので真面目に謝る。
そんなこんなでBARに入り浸り、ログアウトする。
…ただ。その時のシ
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