暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜
空白期 第10話 「出会う少女達」
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よかったけど、何だか直感的にフェイトちゃんにも飛び火しそうな気配がしたんだよね。

「高町なのは」
「え、はい」
「……いえ、何でもありません」
「それって何かある言い方だよね。さっきまではっきり言ってただけにかえって気になるんだけど」
「気にしないでください」

 だったら最初から言わないでよ!
 と、言いかかった口をどうにか止めることが出来た。言葉にしてしまっていたら、間違いなく騒ぐなと言われてしまい、同じようなことが繰り返されていたことだろう。

「八神はやて」
「今度は何なん?」
「いえ、大したことではありません。ただあなたとは仲良くなれそうだと思いましたので」
「わたしにとっては大したことやと思うんやけどな」

 はやてちゃんは頬を掻きながらも似たような想いを抱いていたのか、シュテルちゃんのほうへ手を伸ばした。それを見たシュテルちゃんは、微笑を浮かべながら自分も手を伸ばして彼女の手を握る。

「ショウから聞いていたよりも面白い人のようですね。まあショウへの反応はいまいちなものでしたが」
「ショウくんが何を言うたかはあとで本人から聞くとして、わたしとショウくんは友達や。特別な関係やないよ」
「そう思っているのはあなただけなのではないですか? ショウのあなたへの想いは並々ならぬものがありますから」
「それはみんなよりも付き合いが長いからやろ。なあショウくん?」
「ん……まあ」
「何やその曖昧な返事は。そんなんやと変に疑われてしまうよ」
「あのさ……いい加減俺を休ませてくれない?」



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