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D.C.V〜ダ・カーポV〜過去の人がやってきた??〜
渉「ラブルジョワ野郎!」耕助「シアワセレブ様め!」 「「非リア充の会としてお前らだけは!」」
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れ注目を浴びた。
そして、当時の俺達は新聞部としてその謎の解明に当たった。その過程で杉並先輩率いる非公式新聞部とどちらがより深くこの謎を解明し、より面白い記事を作れるかで勝負をすることになった。負けた方が、勝った方の命令を聞くという罰ゲーム付きのだが・・・。

長年謎のままだった初音島の枯れない桜のなぞの解明など、1学生である俺達に出来るはずもなく、
勝負はその謎に関わっていた少女の為にそっとしておくという事が決まり最終的には杉並先輩の言うように有耶無耶のまま終わってしまったのだ。

正確に言えば、俺達はある程度、枯れない桜の謎についての知識を得ることは出来たが、それを公表することを中止するという事になった。まあ公表しても学生の妄想や戯言として受け取られるだけだろう内容なんだけど。




「当然、我々非公式新聞部が勝利した際に、貴様等公式新聞部要求するのは前回と同じだ」
「と、いうことは・・・」
さらが嫌そうな顔をしながら呟く。それにつられて他の新聞部の皆もそんな顔になる、もちろん俺の顔もだ。
「同志芳乃よ。俺はあああああ、お前があああああ、欲しいいいいいいい!!」
とんでもない大きな声を上げ両腕を伸ばし要求を告げる。
「だからダメです!それだけは、絶対にダメですからぁ!」
姫乃がその要求に異議を唱える。

杉並先輩、なぜか俺を同志と呼び頻繁に俺に公式新聞部から非公式深部に鞍替えするように誘ってくるんだよな。評価してもらえるのは素直に言うと多少は嬉しいけれど、やっぱり前世の頃から仲良くしている公式新聞部の皆とは離れたくないし、非公式新聞部に入るのは絶対に遠慮したい。

「そ、そうですよ!よ、芳乃清隆がうちに来るなんて、あたしは絶対認めません!!」
そこへ息を切らした声が届く。
「あ、美琴」
杉並先輩の後ろには走ってきたのだろう息を切らせ肩を上下させている今年同じクラスになった美琴が立っていた。

美琴は杉並先輩率いる非公式新聞部の自称アイドルで、杉並先輩を師と仰ぎながら、1人の異性として意識している。そのため杉並先輩が俺に興味があるため、俺を目の敵にして杉並先輩を巡ってのライバルとし、事あるごとにちょっかいをかけてくるけど、いつも募穴を掘って自滅して退散している。

「杉並先輩と芳乃清隆が手を取り肩を抱き、狭い室内で2人で一心不乱に原稿に向かうなんて、あたしは・・・」
「・・・・・・・・」
何を想像しているのか微妙に顔が赤い気がする。
「そ、そ、そ、そんなこと!・・・・・・・絶対に認めないんだからぁ!!」
美琴はまるで自分に言い聞かせるように、大声を上げて叫んだ。
なんか認めないという前に随分と間があった気がするぞ。っていううか俺と杉並先輩をそう言う関係の目で見るのは本当
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