暁 〜小説投稿サイト〜
D.C.V〜ダ・カーポV〜過去の人がやってきた??〜
渉「ラブルジョワ野郎!」耕助「シアワセレブ様め!」 「「非リア充の会としてお前らだけは!」」
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清隆side
立夏さんの提案で枯れない桜の木で再び願い事をした次の日、俺はいつものように携帯のアラームに起こされた。
「今日も1日頑張りますか」
リビングに向かうと『生徒会の用事で先に行くね』というるる姉の置手紙があった。
それを見た後テレビを見ながらトーストを食べる。
テレビは今日も初音島の桜に花見をしに来ている人達が映っていた。


家の鍵を閉め海沿いを見る。今日も綺麗な水平線が太陽の光に反射してキラキラ光っていた。
「おはよう兄さん」
海を眺めていたら不意に呼ばれそちらを見ると家が隣で同じ団地に住む姫乃がにっこりと微笑んでいた。
姫乃とは小さい頃から一緒に遊んでいて家族ぐるみの関係で姫乃とは兄弟のように育った。
まあ、最近は姫乃の考えてる事がよく判らないのと姫乃を異性として見るようになったため姫乃の家に行く頻度は減った気がする。
「ああ、おはよ」
姫乃に挨拶を返し2人で団地を出て並んでバス停までの道のりを歩く。
外の空気は丁度いい体感温度で過ごしやすく、俺達はテレビでやっていた料理について話していた。
「おはようございます。先輩、葛木さん」
「おっはようございます!」
「おはようございます瑠川さん、陽ノ下さん」
「おはよ」
バス停に着きバスを待っているとクラスメイトの瑠川さらと新聞部で唯一の後輩陽ノ下葵ちゃんがバス停にやって来た。
さらは俺や姫乃より1つ年下なんだけどとても飲み込みが良く頭がいいため飛び級で去年俺達の学年に転入して来たが、本人はコミニケーションを取るのが少し苦手なため、初めは打ち解けれなかった。でも、そのうち皆と打ち解けて友達もできている。今も女子ソフトボール部と新聞部を兼部している。

葵ちゃんと始めてあったのは入学式を終えてから1週間ほどの時の放課後、ゴミ当番である耕助を探してたら校門の近くで座り込んでいたのを見つけ保健室に連れて行ったのが最初だった。
葵ちゃんは身体は少し弱いけど元気いっぱいで新聞配達や『花より団子』、喫茶店でウェイトレスなどといった複数のアルバイトを掛け持ちしている勤労少女だ。ただそのせいなのか部活の活動中や授業中に頻繁に居眠りをしている。

バスに乗ると偶然にも席が空いており俺達はそこに何時もの様に俺を挟んで右側にさら、左側に姫乃が、前の座席に葵ちゃんが座る。
「だいぶ暖かくなってきましたね」
「そうですね。最近はお花見に来る観光客が増えて観光収入が良くなったってお母さんが言ってました」

席に座るとさらが話題を切り出すと姫乃がそれに賛同する。

確かに枯れない桜が復活してから観光業界は最初はそこまで大々的に公表していなかったが、やっぱり大衆心理には敵わないらしく今では大々的に公表して観光客を呼び込んでいる。
「私も最近忙しん
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