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転生者が歩む新たな人生
第64話 年末前に
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由はないんですよね………」

 うん、冷静になって考えるとそう言えばそうだな。

 ツェズゲラチームがクリアを目指すのは依頼人の依頼を果たすためで、依頼に関わっていないオレ達とある程度妥協を計れるかも知れない。





  ☆  ★  ☆  





 結局それから相談の上、「NO.75奇運アレキサンドライト」を取りに行き、指定時間にツェズゲラさんに連絡し、街の郊外で直に会い話し合う。

 その際、こちらがツェズゲラチームの依頼人−−−バッテラさんと言うらしい−−−の依頼とは関係ないことを話し、そちらの最速クリアに協力しても良いことを話す。

 まぁ、最初は疑っていたがこちらがトレードするカードに追加して「NO.75奇運アレキサンドライト」と「NO.17大天使の息吹の引換券NO1」をトレードすること、「NO.2一坪の海岸線」のクエストの発生条件と、「爆弾魔(ボマー)の能力」を原作知識の範囲で提供したので、ある程度納得したようだ。当然、バッテラ氏のグリードアイランドでインしていないかどうかは確認するようだが。
あとバッテラ氏の真の望み云々は結局話さなかった。1日程度では何故そんなことを知っているのかという理由を考えつかなかったからだ。

 で、結局今回のトレードは、「NO.15気まぐれ魔神」と「NO.33ホルモンクッキー」と「NO.75奇運アレキサンドライト」と「NO.17大天使の息吹の引換券NO1」の4枚+情報と「NO.17大天使の息吹の引換券NO2」と「NO.1一坪の密林」と「NO.50手乗りザウルス」の3枚。それにプラスして「NO.2一坪の海岸線」の挑戦時にお互いを必ず加え、それぞれ1枚手に入れるという協定と、ツェズゲラチームのクリア時に100種のクリアカード以外は全てもらうという契約を交わした。

 4対3のこちらの不利なトレードで、「NO.1一坪の密林」以外の独占カードをもらわずにトレードしたのは最後の契約を交わしたからだ。ツェズゲラチームのクリア時に残りの独占カードを全てもらえるとなるとけっこう大きい。その中で「NO.1一坪の密林」をあえてもらったのは、嫌がらせと言うことではなく、ツェズゲラチームに万が一があった場合のリスク回避だ。カード限度化枚数3枚で、彼らが手に入れたのもかなりの偶然らしいのでそれくらいは妥協してもらった。

 まぁ、ぶっちゃけてしまうと1人ならともかく3人分のクリアを目指しているので、ツェズゲラチームが先にクリアしてもらった方が都合が良かったりする。

 そんなわけで実りのあるトレードを終え、「NO.81ブループラネット」と「NO.36リサイクルルーム」の取得を目指すツェズゲラチームと別れ、オレ達もカード収拾と修行に向かう。

 一応、現在のカードを確認すると、
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