03 変化―はじまりのきざし―
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た時、上から光が出始めた。
そして光の球が落ちてきたと思ったらそれは白い羽根の生えた金髪の男になる。
なんだろう、男から嫌な感じしかしない。
「な……何だ、あいつは?」
「あれが……天使だろう」
天使?あれが……羽根が生えただけの人にしか見えない。
ジーニアスがまさかあれがコレットの本当のお父さん?とも言ってるがどうだろうか?
「我が名はレミエル。マナの血族の娘コレットを新たな神子として天に導くクルシスの天使」
レミエルと名乗る天使?が少し降りてきて、クルシスの輝石がその人の前に来る。
「世界の中心で眠るマーテル様を目覚めさせる時がきた」
ジーニアスは姉さんの話してた伝説のとおりだとテンションが高い。
そしてクルシスの輝石がコレットの方に向かい、コレットの首の少し下辺りに付く。
「今この時より、コレットは再生の神子となる。我々クルシスはこれを祝福し、シルヴァラントに救いの塔を与えよう」
窓の外を見ると塔がいつの間にか立っていた。
ロイドとジーニアスはこれで世界が救われるんだなと喜んでる。
「再生の神子コレットよ。救いの塔を護る封印を解き、彼の地に刻まれた天の階を上れ」
「神子は確かにその任を承りました」
「よろしい。我らクルシスはそなたが封印を解放するごとに天使の力を与えよう。そなたが天使として生まれ変わった時、この荒んだ世界は再生される」
「ありがとうございます。必ず世界を再生致します」
「まずはここより南の方角にある火の封印を目指すがいい。彼の地の祭壇で、祈りを捧げよ」
そう言ってレミエルは消えようとするもコレットに止められる。
コレットはレミエルが本当の父親か確かめようとした時、相手はコレットを最愛の娘と呼んだ。
あれが、コレットの父親?
なぜかそう思う。よく分からないが嫌な気分になる。
無意識に右手を胸に当ててた。
「どうしたの?風」
ジーニアスが心配そうに聞いてくる。
なんでもないと思いながら首を振る。
「調子が悪いなら言ってね」
コクリと頷く。
それから外の出る事になったが、聖堂の入り口でジーニアスの姉のリフィルとであった。
ロイドが声をかける。
「二人とも!それに風まで!どうしてここに!ロイドとジーニアスは教室で自習してるはずでしょう!」
ジーニアスは尻を叩かれ、ロイドは蹴り飛ばされる。
「さあ二人とも、反省したら家に帰りなさい。今日の授業はなくなりました」
そう言ってリフィルはこれから何をするのかジー二アスが聞くが、許可がおりたからめいっぱい聖堂を調べるようだ。
そして立ち去る前に。
「風、私はいつでも貴方が学校に来るのを待ってるわ」
「……
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