03 変化―はじまりのきざし―
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「そ、そうだな……」
何だかロイドが珍しく若干暗くなる。
「無事のようだな」
茶髪の男が言う。
ロイド達を心配してたみたいだ。案外いい人なのかもしれない。
そう思っているとロイドが何かに気付く。
「あれは……エクスフィア?」
そういった時、建物の中から老婆が出てきた。
俺と茶髪の男を見ながら、コレットを助けた事に対し礼を言う。
「……なるほど。この少女が今回の神子なのだな」
その言葉に茶髪の男はそう言う。
そこでコレットは神託を受けてない事に気付く。
コレットはこれから聖堂の中で試練を受けるらしい。
聖堂の中は邪悪な気配がする事から、試練は魔物を倒す事だと思われる。
老婆曰く、本当にそうだとか、神子は天からの審判を受ける。
だが、護衛につくはずの祭司達がディザイアンの襲撃で全員倒れたと言う。
「それなら、俺がコレットの護衛を引き受けるよ」
ロイドがそういい始める。
老婆はロイドだけでは心許ないようだ。
すると唐突に茶髪の男がロイドに聞く。
「お前はロイドと言うのか?」
「そうだけど……人の名前を尋ねる前にまず自分も名乗ったらどうだ」
ロイドは若干不機嫌そうに答える。
「……私はクラトス。傭兵だ。金さえ用意してもらえるなら神子の護衛を引き受けよう」
男、クラトスは名乗り、護衛をすると言い始めた。
老婆はクラトスにお願いする。
ロイドは自分も行くというがクラトスに足手まといと言われる。
色々あったが結局。
コレットがクラトスを説得し、ロイドはついて行く事に。
「行くぞ、風、ジーニアス!」
「ええ!ボクも行くの??」
「……」
「あったりまえだろ」
俺も聖堂の中が気になるから丁度いい。
聖堂の中
コレットはいつもと雰囲気が違うと言う。
普段はこんなに魔物の気配がしないのだろう。
クラトスはロイドに戦術指南書を渡してた。
ロイドの事を心配してるような……そんな気配がする。
少し話をしてから先に進むと、ゴースト、ゾンビ、スライムなどのモンスターが襲い掛かってくる。
俺は剣で斬り裂いてく。
たまにクラトスの視線を感じる。剣術が気になるのだろうか?
仕掛けを解いて行くとソーサラーリングを発見。
ロイドが持つ事になった。
そして聖堂入り口正面の扉をソーサラーリングで開け、先に行くと最上階に着いた。
「ここが最上階のようだな」
「はい。あれが、祭壇です」
「じゃあ、あそこで光ってるのがクルシスの輝石か」
祭壇の中央に赤く光る石が置いてある。
「そうだよ。私、あれを握って生まれてきたんだって」
コレットがそう話し
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