第四幕その二
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ですが今先生は日本にいます。そして大好物になったお刺身の前にいるのです。ここで一旦いただきますをして皆と一緒に晩御飯を食べはじめます。
そしてお刺身を食べてです、先生はその美味しさに笑顔になってから皆に対してあらためてこう言いました。
「日本のことも勉強していたけれど」
「不思議な国だよね」
「そうだよね」
ジップとチーチーが先生の今の言葉を聞いて言います。
「とてもね」
「色々な変わったものがあってね」
「独特だよね」
「こんな国他にないよ」
「ないよ、絶対」
「何もかもが変わってるよ」
「日本はね、あらゆる意味においてね」
どうかとです、先生も言います。
「他の国とも違うね」
「そうだね、本当に」
「この国は他の国とは違うね」
「イギリスと同じ島国だけれど」
「イギリスとも違うね」
「何かこの国には色々なものが来て」
そしてとです、先生はお刺身を食べつつ述べました。
「そして独自にアレンジされたりして残っていく」
「そうした国だね」
「日本っていう国はね」
「そう思うよ、日本は面白い国だよ」
こう言うのでした。
「いればいるだけこの国にいたくなったよ」
「じゃあやっぱり?」
「ずっとこの国に住むんだ」
「それで日本人になるんだ」
「そのつもりなんだよ」
「そうしようかな」
日本の国籍を取って本当に日本人になることをです、先生は今真剣に考えだしているのです。
「神戸に住んでね」
「八条町だね」
「そこにいてだね」
「そう思っているよ、皆もいるし」
その動物達を見ての言葉です。
「それもいいだろうしね」
「僕達も日本が好きだよね」
「そうなったよね」
ジップとチーチーは顔を見合わせて先生の言葉に応えました。
「先生と同じでいればいる程ね」
「好きになってきてね」
「先生もいれくれるし」
「それならね」
「うん、君達も日本が好きになってくれたからね」
このこともあってだというのです。
「ずっと日本にいようか」
「そうして美味しいものも食べて」
「楽しむんだね」
「それがいいかもね」
「そうだよね」
動物達はそれぞれお話するのでした、そうしながらです。
彼等も日本のお料理を楽しんでいます、それぞれのご馳走をです。動物によって食べるものは違っています。ですがそのどれもがなのです。
「ううん、こうしたものを食べてると」
「幸せになれるね」
「そうだね」
「じゃあね」
「この美味しいものを食べて」
「明日も楽しもう」
「楽しく学ぼう」
こうそれぞれお話するのでした、そしてです。
皆で楽しくお話します、その美味しいものを食べてです。
お風呂にも入ります、先生は湯舟の中でほう、と満足しているお顔で一緒に入っている皆に
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ