第7章 グラナ砦攻防戦
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ど!!
「………まだだ………まだ!!このパラディオンは絶対に渡せない!!」
「そう………なら止めを刺させてもらうわ。覚悟しなさい!!」
「ぐぅっ!?」
黄色い輪に拘束され、身動きが取れなくなるシンク。
「終わりよ、サンダーレイジ!!」
シンクに向かって雷の稲妻が落ちたのだった………
「………間に合ったか」
稲妻はシンクには落ちなかった。
何とかギリギリ間に合ったレイジが剣を突き出し、それを避雷針変わりに受けっきったのだ。
それにプラスして………
「雷を吸った………?この飯綱、何て剣なんだ………」
だけどこれなら雷の斬撃も放てるかもしれない。
だがその前に………
「アンネローゼ………」
「………」
「………やっぱり来たか」
「………当たり前よ。私はこの時をずっと待ってたの。4つの聖剣を使い、そのエネルギーとジュエルシードの力を使い、過去を変える。そのために今、私はここにいる」
「過去を……変える………?」
イマイチ状況が理解出来ないシンク。アンネローゼが何をしようとしているのかを聞いてもピンとこなかった。
「アンネローゼ、止めてくれ」
「止めないわ、もう打てる手は使い果たした。今回諦めたら次はいつ来るか分からない。絶対に成功させるの!!」
「アンネ駄目。この世界の人達良い人ばかり………」
「だから何!?魔族には滅びてあなた逹は幸せになれっての!?いい加減にして!!もうそんな理不尽うんざりよ!!!」
「アンネローゼ!!」
「もういい、あなた逹も消してやる!!」
グラナ砦前、記憶を失って初めての魔法戦が始まろうとしていた………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ