第7章 グラナ砦攻防戦
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「畳み掛けるでござる!!」
そんな連撃を食らいそうになった瞬間だった。
「ぎゃあああああああああ!!」
いきなり叫び声が戦場に響いた。
「何だ!?」
「!?これは………!!」
「グオオオオオオオオオ!!」
大きな唸り声と共に俺達の前に大きな翼を持った魔物が降りてきた。
二本足で降り立ち、牛の頭をした魔物は手に先がフォークの様な槍を持っていた。
「セイケンヲモツモノハドコニイル………」
「また聖剣を………」
「レイ!!」
珍しく大きな声を上げたアリシアに名前を呼ばれ、そっちを向くと………
「アンネ………!!」
同じ様な魔物に乗ったアンネがグラナ浮遊砦に向かって飛んでいた。
「セルクル!!」
「クル〜!!」
名前を呼ぶと直ぐ様俺の所に来た。
「行くぞ!!」
「クル〜!!」
「レイジ殿!?待っ………!?」
「イカセナイ………セイケンハドコダ!!」
「………やれやれ、先ずは彼らより、戦場を混乱させている魔物を何とかしなければいかんでござるな………」
そう呟きながらユキカゼを持っていた小刀を構えたのだった………
「殿下大丈夫ですか!?」
「ああ、問題無い!!来るぞ!!」
向かってきた魔物の攻撃を左右に散開するように避け、すかさず挟撃した。
「私らも続くで!!」
「うん!!」
それに続き、ノワールとジョーヌも続いた。
「グウゥ………!?」
「ベール、行けー!!」
「行きまーす!!フラッシュアローズコンセントレイト、ファイヤ〜!!」
無数の光の矢を怯んだ魔物の頭に集中的に放ち、全て命中させた。
「グアアアアアアア!!!」
食らった魔物は断末魔の叫びを上げ、そのまま倒れ込み………
「なっ!?」
「このけものだまは我らの民の………」
ネコ耳のけものだまが現れたのだった。
「これは………」
「もしかしたら今いる魔物は俺達、ガレットの民が何らかの手段で魔物にされたんじゃないか………?」
「ならば、殿下………!!」
「ああ!!俺達は戦よりも魔物になった民を救出するのを優先する!!行くぞ、みんな!!」
「ハッ!!」
「またあんな化物と………」
「やるしかない、みんないるし平気」
「そうです〜またみんなで力を合わせましょう〜」
こうしてガウル達は次の魔物の所へと向かった………
「流石だなロラン」
「いやいや、バナードも鈍ってない様で安心した」
チャパル沼湖地点のちょうど中心辺り、互いの騎士団長が協力して魔物と戦っていた。
………と言っても既に戦闘は終わっており、互いに健闘を称え合っている所だが。
「しかしダルキア
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