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でんきタイプで縛りプレイ
8話:ハナダの人魚伝説
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させてるの?」

「……ほっといて。バトルの時は輝くからいいの!」

「というか、バトル中にお菓子食べさせないでよ!! しかもプールの真ん中で!!」

 ピカさんは今日も平常運転でポテチをほうばっていやがった。

「あぁ、もういいわ。隙ありよ、ヒトデマン【みずてっぽう】であのポテチを狙いなさい」

「ヘアッ!!」

 ヒトデマンの【みずってっぽう】は器用にもピカさんからポテチを吹き飛ばし、それは俺の手元まで飛んでくるのかなーと思ったけども飛距離が足りずプールに落ちた。

 それだけでピカさんは激オコだけどな。

「ビカッ、ビカチュウ!!(お前は俺を怒らせた)」

 なんとかインフェルノだな。

「ピカさん、ポテチの恨みを晴らしてやれ。最大火力で【でんきショック】だ」

「ビカッ!!」

 どれだけ本気を出しても【でんきショック】だが【みずタイプ】には効果抜群だ。

「甘いわ、ヒトデマン潜って躰すのよ!」

「ヘヤ!!」

 水面に浮いていたヒトデマンはプールに潜って紙一重で回避したか。だったら…

「だったらプール諸共【でんきショック】だ!」

「ビカッ!!」

 感電してくれるよな?

「だから甘いって、ヒトデマン【スピードスター】よ!!」

「躰せピカさん!」

 いつの間にか水面から飛び出しては背後に回り込まれていた。

 いや、足場の下を潜ってきたんだ。それもかなり速いスピードで。

「ビカッ!!(足滑った!!)」

 ピカさんは相手の攻撃を躰そうとして、さっき注意したのに滑りやがった。

 滑っただけだったらよかったが、相手攻撃をまともに食らってプールに落とされた。

 くそっ、これじゃ対戦相手の思うつぼだ、はやく足場あるフィールドに戻らないと……とピカさんに命令したかった。

「ビカッ! ビカッ!!(溺れる助けてくれーーー!!)」

「……オワタ」

 思わぬ番狂わせだ。

 ピカさんは戦闘続行できる状態じゃなかったので、戦闘不能と見なされた。

 今度、泳ぎの特訓してやるか。

「ピカさん戻れ、サンダース頑張ってくれ」

「ギャウ!(ハルトとプールデートキタコレ!!)」

 相棒に2匹KOしてもらう他はない。

「あら、また【でんきタイプ】なのね……ちなみに訊くけど、あのタケシに【でんきタイプ】だけで戦ったんじゃないでしょうね?」

「……そうだけど何か文句ある??ピカさんも今日と違って活躍してくれたんだぞ」

「いや、別に文句はないけど……」

 相当警戒してるな。

「先手必勝よヒトデマン、【スピードスター】でプールに叩き落として!」

「ヘヤ!!」

「サンダース、周囲の足場も
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