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ロックマンX〜朱の戦士〜
第五十九話 Repliforth Base
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今ならどんなイレギュラーでも叩き潰せる自身がある。
そんな気分になった。
苦しかった身体が、鉛のように重かった身体が嘘のように軽い。


































「な、何だこれは…?」

ハンターベースでダイナモの右腕から採取したワクチンプログラムを作成していたライフセーバーはゼロの出力が変化していることに目を見開いていた。
しかもウィルスを浴びたことでパワーアップしていることに。



































ゼロ「イレギュラー…俺の敵……全て処分してやる……」

チェーンロッドを勢いよく振るい、前方のノットベレー、メカニロイドを破壊する。
チェーンロッドは中〜遠距離の敵に対して絶大な威力を発揮する。
Zセイバーよりも多くの敵を倒せるために多対一の戦いにおいてこれ程便利な武器はないだろう。

ゼロ「真滅閃光…」

虚ろな瞳で、滅閃光を強化した真滅閃光を繰り出すゼロ。

ゼロ「真月輪…」

更にバスターショットを構え、放った地走りの光輪がイレギュラーを破壊していく。

ゼロ「幻夢零…」

セイバーを振るい、放たれた衝撃波が炸裂した。



































幻夢零を放って数分後、ゼロはようやく正気に戻った。
辺りを見回すと、周囲にイレギュラーの残骸の山が出来上がっていた。

ゼロ「(これを…俺が……?)」

信じたくない、受け入れたくない現実が目の前にある。
何か異常があれば納得出来ただろう。
しかし今のはまるで自然に…正常のまま狂ってしまった気がして、ゼロは自身の潜在能力に恐怖した。

ゼロ「…っ、早くペガシオンに会わなくては……」

ひたすら足を進めるゼロ。
しばらくすると、レプリフォースの戦艦の甲板に降り立った。
そして…そこにはペガシオンの姿。

ゼロ「ペガシオン…」

ゼロの声に反応するかのようにゼロを見遣るペガシオン。
しかし…。

ペガシオン「グッ…ギギッ…グギギギギ…」

ゼロ「ペガシオン…ウィルスに侵されたのか…お前まで…」

ペガシオン「オ前…誰ダ…?」

ゼロ「すまん、アイリス…あいつを救うには、戦うしかなさそうだ」

ペガシオン「ジェネラル様ト…カーネルノ仇…オ前ヲ殺シテヤル!!」

ゼロ「ダブルチャージショット!!」

バスターショットを向けるとダブルチャージショットを放つ。
しかしペガシ
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