第五十九話 Repliforth Base
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のパーツを装備する時には、必ずこのボディパーツを着用するよう念を押して説明しておいて貰いたい』
ゼロ「分かりました。エックスにパーツファイルを渡しておきましょう」
ライト『ところでゼロ』
ゼロ「?」
ライト『君はこの戦いが終わった後、平和になった世界でどうしたいのかな?何か…君がしたいことは?』
ゼロ「あなたまでそれを聞くのですか?」
ライト『?』
苦笑しながら言うゼロの言葉にライト博士は疑問符を浮かべる。
ゼロ「エックスも似たようなことを言っていました。そうですね…本当の平和を手に入れたらしばらくのんびり暮らしてみるのも悪くない。出来ることならエックスが地上にヘブンを創る手伝いをしたいと思っています」
ライト『ヘブン?』
ゼロ「そう…“誰にもそう自然と呼ばれるような…人もレプリロイドも幸せに暮らせる楽園のような場所。そんなヘブンを目指してみたい”…あいつはそう言っていました」
ライト『エックスが…』
親友の夢を聞いたライト博士の表情が綻んだ。
ゼロ「俺もあいつの“夢”を手助けをしたい。そう思っています」
ライト『ありがとう…わしも信じているよ。君達がこの地上にヘブンを築く日が来ることを…』
パーツファイルを受け取り、ゼロはこの場を後にする。
ゼロはリフトに乗り込む。
乗り込んだリフトはゆっくりとした速度で上がっていく。
ゼロ「遅い…」
苛立ちを感じながらもゼロは上を見上げると紫色のウィルス・シグマウィルスが実体化し、ゼロに迫る。
「ゼロ…お前の身体を清めてやろう……」
ゼロ「訳の分からんことを…消えろ!!」
バスターショットを実体化しているシグマウィルスに向けるとバスターを撃つ。
ウィルスバスターの効力でシグマウィルスは消滅した。
しかし安堵したのも束の間。
無数のシグマウィルスがゼロに襲い掛かる。
ゼロはバスターショットで迎撃するが、如何せん数が多過ぎる。
そしてとうとうシグマウィルスがゼロの体内に侵入した。
ゼロ「ぐわあああああ……っ!!!!」
身体の中心を刔られるような激痛と気が遠くなるような痺れが絶え間無く身体を蝕んでいく。
他のシグマウィルスも次々とゼロの体内に侵入していく。
シグマウィルスを浴びてからどれだけの時間が過ぎたのか…。
倒れていたゼロが起き上がり、Zセイバーを抜くと、チェーンロッドを発現させる。
身体に紫色のオーラを身に纏い、鼓動が高まったと同時に力が満ち溢れ、例えようもない恍惚感がゼロを支配していく。
今まで感じたことがない高揚感と万能感。
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