暁 〜小説投稿サイト〜
でんきタイプで縛りプレイ
7話:ハナダの岬イベント
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 原因は岬の高台になっているところを歩いては偶然にも出くわせた俺だ。

 カップルが、少年の方が挙動不審だった。

「か、構わないって、さすがに僕が気にするよ! そもそも散歩デートっていう時点で怪しかったんだ、青〇だけは御免だよ!! カスミさんのビッチーーー!!」

「な、何勝手に勘違いしてんのよ!! 逃げるなコラ!!」

 だが、ビッチから逃げだした少年。

 なんかデジャブ。

 つーか、ゲームでもこういう場面なかったっけ??ただしそれは金銀バージョンのイベントでしょうが。

「アンタのせいよ……」 

「ふぇぇ……」

 凄くにらまれた。

「ねぇ、お邪魔虫って知ってる?? アンタみたいなのを言うんだけどなんで今このタイミングで来るの??」

「……わ、悪かった」

 理不尽な気もするが俺が襲われないために素直に謝っておこう。

「それに私はアイツと良い雰囲気になったからキスしようとしただけなのに……」

 ……でも、相手の少年の方は襲われると思っちゃったんだな。

「ねぇ私ってそんなに見た目がビッチに見えるかしら?」

「そ、そんなことないと思うけど…」

 嘘でもそう言っておかなければいけない気がした。

「はぁ、こんなことになったんだから責任取りなさいよと言いたいのに、アンタがまだガキじゃねぇ。私の趣味じゃないわ」

「………」

 見た目大して年齢変わらんと思うがな、ガキ。

「でも、他のやり方でこの落とし前をつけてもらうしかないわね。アンタもポケモントレーナーでしょ? 私のストレスの発散にでもなってもらいましょうか」

「……こっちもあんたと丁度戦いたかったからいいけど。ジム戦してくれよ」

「あら、私がジムリーダーと知ってて挑戦するのね? ちなみにジムバッジはいくつ?」

「まだ一個。ニビジムだけ……」

「そう、あのタケシに勝ったんだ。お邪魔虫でガキんちょのクセにやるじゃない」

 ……俺じゃなく相棒たちが凄いだけなんだがな。

「じゃあ手加減は必要ないわね、その可愛らしい顔を泣き顔にしてあげるんだから!」

「……上等」

 こうして、俺たちはハナダシティへと戻る。

 道も目的も同じなので道中は気まずくなるのだが。

 その気まずさを作った原因がマサキだったり、ハナダのみさきを立ち去ろうとした俺達の前に現れては、

「ふあ〜、今日はホンマえらい目にあったな、ピッピ」

「ギエピ!」

「ホンマ不幸としか言いようがないで……ってなんやハルトまだここら辺におったんかいな。しかも自分、可愛らしい女の子連れてデートかいな。それもジムリーダー……リアは充しね!」

「「お、おう……」」

 …
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