37話
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すから心配がありますが。
「ビルトラプターのの時みたいにできないか?」
「その話はしないでください!」
「だがどうしても必要なんだ!」
「なぜですか?」
「ヒュッケバイン009の事は知っているか?」
「ヴァルシオンとやりあっていましたから、小破から中破の間であった事は知っていますが、それ以上の事は知りません。」
そう言うとイルム中尉は納得した表情になり話し出しました。
「仕方ないよな。あれとガチでやりあってたんだからな。」
「もったいぶらずに言ってください。」
「ヒュッケバイン009は大破寄りの中破だ。」
「それはまた派手にやられましたね。」
「お前だって、ボコボコにされてただろう。むしろ、よく持たせたと思うぞ。相手に制空権をとられていたんだからな。」
「それは確かにそうなんですが、修理は無理なんですか。」
「可能だが、時間がかかる。それに、あのエルザムとやりあうならそれなりの機体が必要だ。」
「それで私ですか?ドラえもんじゃないんですよ。」
「ドラえもんて何だ?」
「いえ、気にしないでください。それにしても、専用機はすでに使用されていますし、エルザムの技量の差を補う事のできるほどの高性能機となると私のウプウアウトしか思い浮かばないのですが。」
「そうか、ならテスラ・ドライブの付いたゲシュペンストでいい。まあ、お前さんが相手してくれるのが一番いいんだが。お前さんの相手は他にいるからな。」
その瞬間に高笑いしている究極ロボに乗っている科学者が思い浮かびました。
「不吉なこと言わないでください。あれとまた一対一なんてしたくありません。」
「うん、お断り。」
「まあ、そうなんだろうが、相手が許してくれると思うか?」
そう言われて考えるとあの男が私を逃がすイメージが浮かびません。
ですが、奥の手を使っても勝てなかったのに一対一なんてやりたくはありません。
せめて、一対一で無い事を祈りましょう。
「おい、思考がずれてきているだろう。そう考えるとライは必然的にエルザムに狙われているからエルザムと戦う事になる。だから、出来る限り飛行できる高性能機が必要だ。たから、頼む貸してくれ。」
そう言われて、とある機体が浮かぶのですが結構じゃじゃ馬に仕上がってしまい乗って貰う事にためらいを覚えてしまいます。
それでも、あれしかないでしょう。
「そこからの交渉はダイテツ艦長入れて話しましょう。」
「仕方ないか。わかった。」
そう言って、ここにいる全員でダイテツ艦長の元に向かう事になりました。
さて、どう交渉しましょうか。
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