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改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
37話
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ンクは。」
「マサキ、良薬口に苦しと言います。体の様子はどうですか。」
「ああ、地上に戻ってから調子が良くなかったが、今は凄く調子がいいぜ!」
「良かったにゃ、マサキ。」
「ほんとだにゃ。地上じゃプラーナの補給にゃんて出来にゃいからにゃ。」

 マサキ達も喜んでいると失った扉からリュウセイとライ、そして、イルムが入って来ました。

「これは、綺麗なお嬢さんどうですか。私とお茶でも?」

 イルムがセシルさんをナンパします。

「まあ、そうですね。みんなと一緒にしましょうか。」
「イルム中尉、そんな事を話しに来たのではないのですが!」

 ライがイルムをたしなめます。
 
「なにかようですか、リュウセイ。」
「ああ、そうなんだが忙しかったら後でいいぞ。」
「今は大丈夫ですよ。」
「そうか、実はビルトラプターのテストをした時の飛行データが欲しいんだ。」
「一体どうしてですか。」
「それはなぁ、オレはビルトラプターのフライヤーモードが上手く使えないんだ。だが、次の戦闘でビルトラプターに乗るオレとラトゥーニの2人が中核になる事になった。この前の戦闘はオレが足手纏いになったせいでラトゥーニも十分に動けなかった。そのせいで戒もライも大変な事になりそうになった。もう足手纏いにはなりたくないんだ。それで、隊長とライに相談したんだが、自分で探せって言われたんだが、カザハラ所長に聞いたら戒がビルトラプターのテストをしたって聞いたから出来れば使用させてくれないかと思ってな。」
「まあ、飛行データは良いですよ。ただ、コクチョウにあるから直ぐに必要なら来てもらわないといけないかもしれませんよ。」
「ああ、それは構わない。」
「ですが、私に頼むよりもラトゥーニと言う人に頼んだらどうですか。」
「ああ、それはな。話しかけたら逃げられたんだ。」
「それはまたどうしてなんでしょうか。」
「わからないが、無理に聞き出すことは出来ないからな。」
「そうですね。それなら、次の作戦は私が変わりましょうか。私の機体はビルトラプターよりも速いですよ?」

 これは、リュウセイを試す為の言葉ですが、彼はどう答えるでしょうか。

「確かに、それなら確実だ。だが、それではいけないんだ。どのみち克服しないといけない事だ。だから、今したい。」
「わかりました。私の持っているデータは全て提供しましょう。」
「すまない。」
「それで、ライとイルムはどうしたのですか?」

 そうするとライが話そうと前に出ようとしたのですが、イルムが押し止めて話し出しました。

「そっちに予備機は無いか?」
「あるはずないでしょう。」

 確かに空間倉庫の中に複数ありますが、それを話す訳にいきませんから。
 ですが、目の前のイルムには転移を見せていま
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