暁 〜小説投稿サイト〜
クレヨンしんちゃん-嵐を呼ぶ閃乱!超(ハイパー)忍大戦!!
第一話-春日部 IN THE SHADOW-
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しても実物を見つけ出すどころか…武蔵国は春日領のどこかにあるという情報だけを掴んだのがやっとであった…。』」
「ハハッ…!素晴らしい…もしその通りの代物なら、秘伝忍法書の力があれば私達は無敵の悪忍軍団になれるじゃないか…!!」
焔は巻物の文章を聞き、気づけば高らかに笑っていた。当然だろう…彼女も如何なる手段を問わぬ悪忍とはいえ忍の端くれ、力と戦いを求める焔が世界をも揺るがす絶大なる力に魅せられるのは道理と言えよう。
「まだ続きがあるわ…『…なのにあの馬鹿頭領!折角拙者が一年掛かりでここまで調べたのに報酬が無いとはどういう事だ!?チクショーメー!!地獄を味わせてやる!!泣いたり笑ったり出来なくしてや………天正二年(1574年)、晴れ。』…以上が解読した文章よ。」
「「いやこれ後半おかしいわァアアアアアアアアアアアアアア!!」」
春花が巻物の解読文章をやたら迫力を込めて読み終えたと同時に焔と詠が盛大にツッコんだ。当然だろう、前半がまともな情報なのに対して後半が全て頭領なる人物に向けた個人的な恨みと殺意しか篭ってないのだから。
「明らかに私情丸出しだよな!?何!?金銭問題で揉めてたのか!?コレ書いた忍!金くらいちゃんと払ってやれよ!頭領ッ!!」
「頭領さん逃げてェエエエエエエエエエ!!殺されちゃいますよォオオオオオオオオ!!」
「これ書いた日って晴れやったんか…あれ?これ作文???」
「ちなみにこの巻物は未来が一晩で現代風に翻訳してくれたのよ♪」
「あたし、頑張りました!」
…と、未来の変な翻訳のせいでこの後もズッコンバッコンなツッコミ合戦が開始されてしまったのは言うまでもなかった
だが悪い意味ばかりでもなかった。巻物に記されていた『武蔵国・春日領』なる場所は未来がW○ki○ediaを使って調べたため、すぐさま判明した…
そして時は戻り現在、日影が今居るこの場所こそが蛇女選抜メンバー達が目的としている極・秘伝忍法書がどこかにあるとされている『武蔵国・春日領』…今の埼玉県・春日部市なのだ。
「焔さんの思いつきだけでこんな遠いとこに行くとは思わんかった…おかげでわし、疲れたで…。」
日影達五人は散り散りに別れて極・秘伝忍法書の手がかりを得るため調査をしているが、日影自身はというと昼間の誰もいない公園で明らかに一人だけダラダラとサボってる様にしか見えない。
…が、これでも三・四時間前から捜索をしており、今はしばしの休憩を取っていた。
(セミの幼虫や、気づけばもう夏や。)
日影が何気無く近くの木を見ているといつの間にか夏が近いせいかセミの幼虫が木にしがみついていた…季節の変わり目をしみじみと感じてる時だった。
「妙にでっかいのもお
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