第七章
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しくて」
「だからお昼に言ったじゃない」
見れば奈緒は満ち足りた顔になっている。やはり今日一日に満足しているのだった。
「凄くいい人だって」
「そうね、確かに」
「けれどね」
しかし奈緒はここで難しい顔をするのだった。終電にはもう二人以外は誰もいない。夜景だけが見える。光は見えるのに何故か漆黒に見えるのだった。
「あれなのよね、あの人」
「あれって?」
「今独身なのよ」
「独身なの」
「前は奥さんがおられたらしいわ」
話は先生のプライベートにまで及ぶ。
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