武偵兼皇偵？
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
やり直しに来たんだ」
「それって意味合い的には同じじゃ？」
「いや、心の響き具合なら俺の方がぐっと来る」
俺は武偵高校に再び足を踏み入れた。
新たに違う目的を探し自分の新たな可能性を探りに
「でもアンタの地元にも武偵高は有るじゃない？
戻るなら地元の方が良いと思うけど」
「確かに地元にも有るが
俺は新たな可能性を探りに此処に来たんだ」
「可能性？」
俺を満足させられる存在を求めて俺は来たとは流石に言えない。
なら何と言えばいいだろうか？
違う武偵校にも興味が有るから（笑）
これが一番、理由として正しく普通の回答だ。
だが、それだけの理由でアリアが信じるとは俺は思えない。
悩みに悩みを重ね俺の頭に浮び上がった結論は！？
「アリアが此処に居るから」
自分でも思いがけない言葉を吐き出した。
それはちょっと見方を変えれば告白に近い言葉、それを俺はアリア本人に言った。
「え？」
不味い非常に不味い展開
この状況を打開出来る手段は幾つか存在するが何を言えば良くて何を言ったら不味いのか？
今の俺の状況とシュチュエーションが邪魔をする。
「あ、え、あ、そ、その」
アリアも動揺している。
顔が先程より更に紅くなり目はグルグルと回っている。
俺はそんなアリアを見ていると思考回路が停止し何も思い付かない。
何か何か手は！？
「あれ、アリア？」
それは援護射撃に近い言葉だった。
俺はそのアリアを呼んだ声の主に自然と目が動き確認する。
そこには武偵校の制服に身を覆っている男が立っていた。
「き、キンジ！？」
アリアは驚きの声を上げる。
どうやら知り合いは確定、グッドタイミング知り合いの人！
「あれ、この人は？」
コチラを見て言ってくる。
目付きは悪くない所から見ると武偵校の生徒の中でも温和なタイプと見える。
俺の見た感じは優しそう面倒事は嫌い助けを求めたら必ず助ける。
それが俺の見た男の第一印象だ。
「初めまして俺は水無月 蒼太。
見た所、武偵校の生徒ですよね？」
「ええ、そうですけど。
アンタも見た所、武偵校の生徒に見えるけど？」
「少し違うかな。
俺は、、、、、、、、、、、、」
「ちょっとストップ！！」
男と俺の会話にアリアは割り込んできた。
理由は不明だが何か有るのだろうか？
「この人は転入生で、道が解らないらしいから。
私が道案内してるの」
「転入生、この時期に？」
コチラを驚きに近い目で見る。
そんなに転入生が珍しいとは思えないがこの時期という言葉が気になる。
「はい、岡山武偵校から転入で来ました」
俺はアリアが突然、話に割り込んでかは不明だがアリアの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除