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【完結】剣製の魔法少女戦記
第六章 正義の在り処編
第百七十七話  『リオンの能力考察、そして黒幕の影?』
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確認を取りに行きましょうか。
フィア、スバルとティアナは今はどうしてる……?」
「はい。今二人はすぐに出動できるように部屋で待機しています」
「わかったわ。それじゃ確認をしに行きましょうか。リオンさんの事について……」



◆◇―――――――――◇◆



それでシホはフィアットと別れた後、スバルとティアナの部屋の前にやってきて、呼び鈴を鳴らす。
中から「はーい」とスバルの声が聞こえてきた。

「シホよ。入っていいかしら?」
『あ、はい。どうぞ!』

それでシホは扉を開いて中にいるそれぞれマッハキャリバーとクロスミラージュを磨いているスバルとティアナの二人を見る。
二人の表情はやはりというべきか少し暗いものがあった。
やはりリオンの事を考えているのだろう。
それをシホもすぐに察することができたために、

「………スバル、それにティアナ。大丈夫?」
「はい……。大丈夫です」
「あたしもです」

気丈に笑顔を見せながらそう言ってくるが、それはどう見ても無理している笑顔にしか見えなかったためにシホは何回か視線をさまよわせた後に、二人の手に自身の手を乗せて、

「無理はするものではないわ。鈍感な私でもすぐに察せるくらいに今二人の顔は落ち込んでいるわ」
「……………」

それで二人は無言になる。
しばらくしてスバルは肩を震え出させて、

「……シホさん。リオンは、リオンはなんでこんな事をしてしまっているんでしょうか……?」
「スバル……」
「きっと、リオンにもなにか特別な深い事情があると思うんです。昨日のあの表情がそれを物語っているのは確かなことでした」
「そうね……。きっとなにかあるのでしょうね。ティアナもなにか思うことはあるんでしょう?」

シホは涙目になっているスバルの背中を優しくさすりながらも、ティアナにそう問いかける。
ティアナは泣きはせずとも苦い表情にはなっていた。
普段のクールさから考えればなかなか見れるものではないが、親友のためだと思えばなにも不思議なことではない。
それだけスバル、ティアナ、そしてリオンの三人は親友だってことだろう。

「そうね……。私から言えることは最後まで信じてあげることよ」
「信じてあげること、ですか……?」
「そう。決して訪れるだろう結末は綺麗なものではなくても、見限ってしまったらそこでリオンさんとの絆は切れてしまうわ。昔にね……」

そこでシホは少し昔のことを思い出しながらもある話をし出す。

「私にも親友と呼べる友がいたの」
「それって……もしかしてこの世界に来る前の話ですか?」
「うん、そう。その人はね、性格がかなり捻じ曲がっていたけど私にとっては数少ない友達だった。
でも、とある事情があって敵対同士になっちゃって
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