第五十七話 Laser Lab
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自爆させる。満足に動かせぬ身体だが、研究所の動力炉を破壊することくらいは出来るじゃろう」
ルナ「だ、駄目だじいさん!!あんたも一緒に…」
ホタルニクス「駄目じゃ、このままではわしは完全にイレギュラー化してしまう。そうなれば人々に危害を加えるじゃろう。それにここはシグマウィルスの温床と化しておる。完全に破壊しなければならん。」
ルナ「じいさん…」
ホタルニクス「さあ、行け…わしがわしのままでいられるうちに…」
ルナ「ありがとう…じいさん……忘れないよあんたのこと…」
ホタルニクス「うむ…そのハンター達に世界の平和を任せたと伝えて欲しい」
そう言って、ルナはレーザー装置を回収すると即座に研究所を脱出した。
ホタルニクスは研究所の動力室に入り、動力炉の前で佇んでいた。
ホタルニクス「わしは幸せだったかもしれん……最期にあの娘に会えたことを…平和の夢を託すことが出来る…。戦いを恐れ…研究に引きこもりがちだったわしが最期にこの世の役に立てた…ありがとう…ルナ…」
自身の動力炉にエネルギーを集中させる。
エネルギーが臨界点に到達し、ホタルニクスは自爆した。
彼は最期の瞬間、本当に幸せそうに笑いながら生を終えた。
〜何度倒しても蘇るあいつ〜
時間軸は今から一ヶ月前。
ルイン「そういえばシグマが蘇るのあの時点(X4)で6回目だよね?」
エックス「ああ、何度倒しても蘇るからな、最早レプリロイドの範疇を越えている。」
ルナ「流石にこうまで蘇ると笑えてくるな、最早天丼だよ天丼。」
アイリス「天丼?あの天ぷらを乗せた料理?」
ルナ「いやそうじゃない。俺が言う天丼てのは…」
天丼=どんぶりに盛った飯の上に天ぷらをのせ,濃いつゆ(天つゆ)をかけ回したもの。
この場合の天丼=同じようなシチュエーションで使い笑いを取る方法。
アイリス「ああ、成る程。OK、理解したわ」
ルイン「毎回毎回どうやって蘇るんだろうね?」
ゼロ「シグマが1人いたら周りに30人はいると思え」
ルナ「何の警告だよ!!?ていうか元がつくとはいえ上司をゴキブリ扱いかよ!!俺は嫌だぞ!!あんな禿が大量にいるのを見るなんて!!」
因みにゼロのこの発言は今から1ヶ月後の騒動と今から十数年後の新世代騒動でウィルスとコピーの違いがあるとはいえ、かなり変則的ながら実現することになる。
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