第六十三話「鎧を纏う怪物」
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だった。
「いいねぇ…………“コープス”、力を寄越せ………」
黒色の液体は徐々にレオの両腕全体を飲み込み、胸を飲み込み、腹を飲み込む。
「俺様の本気……………見てみたいんだろ? …………見セテヤルヨォォォォォオオォオオォ!!!!」
やがて黒色の液体は、レオの全身を飲み込み、レオの身体の形に合わせて硬化する。
「俺も他人のことを言えたきりじゃないが………化け物め」
ブランクの目の前にいるのは、まるで黒い鎧を纏った化け物だった。
両手足には、強靭な爪が硬化によって追加されていた。
顔全体が硬化したコープスウイルスに覆われ表情は分からない。
「ビビッテンノ? コッカラガオレサマノホンキダゼ?」
黒色の中で唯一光る眼光が、ブランクを睨む。
「かかってこい、化け物」
拳を構え、黒色の鎧の怪物と対峙する。
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