暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリア 偽りの超偵
第1章 日常編
武偵としての実力
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「HELLO?九条 裕也くん」

!?なに?

「誰だ?」

すぐさま振り返り愛銃FN57を構える

「貴方のクライアントよ?」

クライアント?……監視依頼の?

「お前が?監視依頼を?」

「そうよ?少し気になってね」

気になって?遠山か?何故……

「あら?私は貴方が気になったと…言ったつもりだったのだけど?」

心を読まれた!?

「お見通しってか?」

「まぁ全部は分からないわよ?」

言ってくれるぜ……
俺は女性が苦手なんだよな……
できれば、戦いたくはないが…

「不思議そうね?なら一つだけ、
教えてあげるわ…なんでも聞いて」

なんのつもりだ?
なにが狙いだ…油断させて殺す気か

「んー……信用してなさそうね…
なら、これでも信用しない?」

なっ!?武装解除だと……
自殺行為じゃねーか、

「どう?信用してくれた?」

いや、待てよ…クライアントなら…俺を殺したりはしないはずか…
俺はそう思いあたると銃を下ろした

「あら?やっと信用してくれた?」

「信用はしない、だが話は聞こう」

何を考えているかは知らんが……
情報を教えてくれるのなら別だ、

「さぁ…それじゃあ聞きたいことを
聞きなさい?ただし一つまでよ?」

「あー、なら俺の聞きたいことは、
何故、俺に依頼したかだよ……」

わざわざ俺の寮部屋の扉前に直接、依頼書やなんやらを置いていったのだからそれなりの理由があるはずだ

「あら?私のことは聞かないのね」

「聞いても聞かなくても一緒だろ?それよりは少しでも情報を集めたいだから何故俺に依頼したかが一番に気になるんだが?」

俺の中ではこの疑問がどうしても、答えに導きだせないのだ……

「そう…ならその質問に答えてあげるわ……答えは貴方の力が必要…
ただそれだけの理由よ?どう?
はっきりした?」

「俺の力?…ハッ笑わせんなよ……
俺にそんなアンタの望む力なんてのは残念ながらないよ……」

「そんなことはないわ……たしかに
貴方には力がある…あの力が……」

「ん?なんだよ…あの力って…なんのことだよ……」

「まぁいまは良いわ…はい、報酬金
私はもう行かなければいけないの」

「おいっ!…まだ話は……っ」

俺が呼び止めようとした瞬間機体が
大きく傾いた……扉の方を見ると…
彼女はもういなかった……

「くそっ……逃がしたか……」

急いで部屋から出るが誰もいない
だが、機内からどうやって出るつもりなんだあいつは……まさか……

「パラシュートか!」

機内の緊急時用具室か……

用具室に行くと扉が開いていた…

くそっ…逃が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ