マクロスF
0707話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
でいいという訳ではなく確実に撃破していく必要がある。
「アルト、ルカ、こいつらは確実に撃破するぞ!」
『分かってる!』
『はい、分かりました!』
アルトとルカからの返事を聞きながら、VF-25Sを斜めにして放たれたビームを回避。同時にこちらからも機体上部に装備されているビーム砲を連射しながら距離を詰めていく。
先頭を飛ぶ1匹目を2条の光が貫き、爆散。その後ろを飛んでいる1匹の右側を貫通、同時に放たれたガンポッドからの弾丸が半ば半死半生に近い状態になったバジュラを撃ち砕いていく。
だが、バジュラ達にしても大人しくこちらの攻撃を受け続ける筈も無く、残り3匹のバジュラがビームと中足に内蔵されている機関砲から無数に撃ち続けられる。
瞬時に機体をガウォークへと変形、足に内蔵されているスラスターを細かく調整し、放たれたビームと弾丸の雨を回避しながら距離を縮め……
「はあああぁぁっ!」
左手に持っているアサルトナイフにピンポイントバリアを展開し、通り抜け様にバジュラの外殻を切り裂き、同時に少しでもダメージを与えるべくレーザー機銃と右手に持っているガンポッドを乱射していく。だが、向こうにしても大人しくやられてくれる訳がある筈も無く、VF程度ならあっさりと破壊出来そうな威力の手足を振り回す。
その一撃を全身に装備されているスラスター、特に足の底に内蔵されているスラスターを細かく使いつつ、バジュラの攻撃を回避しながら赤いバジュラの群れを突っ切り、その場で急速反転。ICSが感知するGを無視しつつ、そのままビーム砲を連射してバジュラの背後からビームを叩き込んでいく。
『おいっ! 間違っても俺に当てるなよ!?』
少し離れて俺の後に続いているアルトの悲鳴のような声を聞きながら、俺を脅威と認識したのか、こちらもまた反転してくるバジュラ。牽制の為にビーム砲を撃とうとして……
『アクセル! そこを退けぇっ!』
通信機越しに聞こえてきたカナリアの声に、何が起きているのかを判別。そのまま再度機体を反転させ、バジュラ達から距離を取る。
『おいっ、アクセル!?』
『アルト先輩、先輩もそこから退避して下さい! カナリア中尉のケーニッヒモンスターが砲撃を開始します!』
何、ケーニッヒモンスターが!? ちっ、確かにバジュラの数が圧倒的な以上はあの火力を使うのは正しいが……少しは、こっちの事も考えて欲しいものだな!
「アルト、聞こえたな! ここから一旦退避するぞ! ケーニッヒモンスターの射程距離内にいるなんて洒落にもならないからな!」
『りょ、了解した!』
最後の仕上げとばかりにガウォークのままビーム砲を連射して、そのままビームが数匹のバジュラを貫いたのを横目にファイターへと変形。トルネードパック特有
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ