第五十六話 Power Plant
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ラーケン「あなた達はいつも強引ね…ハンター辞めてよかったわ。…ガサツになりたくないし。」
ゼロ「…頼む、その口調は苦手なんだ…黙って渡してほしい。状況は分かるだろう?」
クラーケン「そんなもん、いくらでもくれてやるわ…あなたもおめでたいわね。そんなの手に入れたところで…もう、おしまいよ!…レプリロイドは誰もウィルスに侵されて…イ、ィ、イレギュ、ギュギュ…」
突然のクラーケンの豹変をゼロは悔しげに見遣る。
ゼロ「…ウィルスに侵されていたか…今、楽にしてやる。…さらばクラーケン」
エネルギーチャージを終えたバスターショットを構えて、クラーケンにフルチャージショットを放つ。
しかしエネルギー弾は目標に接触する前に消し飛んだ。
クラーケンは全く動いてはいないが、身体中から電撃の膜を纏っていた。
ゼロ「電磁フィールドか…」
これではバスターが効かない。
Zセイバーで攻撃しようにも電磁フィールドの電磁波でダメージを受けてしまう。
トリプルロッドでも結果は同じだろう。
ゼロ「なら…これしかないだろう…Zセイバー、チェーンロッド。」
Zセイバーから鎖状の槍が発現する。
中〜遠距離の攻撃に特化した武器、チェーンロッド。
ゼロ「フンッ!!」
勢いよくロッドを振るうと、チェーンが凄まじい勢いで伸びていき、クラーケンの触手を1本切り裂いた。
ゼロ「(奴の攻撃の要はあの触手だ。ならば奴の触手さえ無効果してしまえば…)」
クラーケンが床に下りて、床に電撃を当てようとしているのを見て、チェーンを天井に突き刺し、咄嗟に上に移動する。
床は電気を通しやすい金属であることに気付いていなければまともに電撃を受けていた。
ゼロ「だが、これで電撃を喰らうことは決してない!!」
チェーンロッドを振るいながらトリプルロッドを投擲し、クラーケンの触手を全て無力化した。
ゼロ「これで終わりだ!!」
Zセイバーをバスターショットに嵌め込み、エネルギーチャージ。
ゼロ「ダブルチャージショット!!」
バスターショットから巨大な蒼い砲撃を2発同時に放ち、クラーケンに直撃させる。
クラーケンはしばらくダブルチャージショットに耐えていたが、耐え切れずに吹き飛ばされた。
ゼロ「許せ、クラーケン…真空刃!!」
Zセイバーを抜き、刃を発現させると、勢いよく振るい、風属性の衝撃波をクラーケンに向けて繰り出す。
衝撃波はクラーケンに直撃し、クラーケンの身体を両断した。
真っ二つとなったクラーケンは爆散し、ただの残骸と化した。
ゼロ「…こちら、ゼロ。エネルギーカートリッジの入手に成功した。ただちに帰還する。」
エネルギーカートリッジを入手したゼロはアディオンを停めた場所に戻る。
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