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緋弾のアリア 偽りの超偵
第1章 日常編
難しい任務じゃない
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遠山キンジの監視依頼を匿名で依頼された俺…九条 裕也は風魔と一緒に遠山キンジとそのパートナーと言う神崎・H・アリアの行動を監視していた

「そういや、最近なんか内の武偵校の通学バスがバスジャックされたんだったか?」

「兄者!?そんなことも知らなかったでござるか!?」

なんだよ…普段は読書とか違う任務とかで学校に行かないだけだって…

「しょうがないだろーあの時は任務で学校に行けなかったんだからさ」

「任務でござるか?偶然もあるのでござるね」

「全くだよ…で?犯人は武偵殺しの模倣犯だったか?」

確か武偵殺しは逮捕されてたはずだ

「それが、アリア殿が言うには別に真犯人が居るらしく、それを師匠と2人で追っていると聞いたでござる」

「ほう…真犯人ねぇ……」

なるほど…よめてきたぞシナリオが

「風魔……監視はしばらく中止だ…
まだ、時期が早すぎるからな…」

「え!?中止でござるか?何故で…ござるか?」

「さっき言ったろ、時期が早いと」

まぁ…そのうち分かるさ…風魔
そうだ、焦る必要はないんだ

「しかし、兄者?」

「……今日はここまでだ風魔」

「了解…したでござる」

よし、良い子だ風魔!

さて、俺のよみが当たれば武偵殺しはしばらく後にまた接触してくる、
それまでは俺達は待機するしかない

それに依頼書には監視及びに実力の見極め、戦闘状況によっては介入も許可するというなんとも斬新な指示だったところを考えると、もしや…

いや、考え過ぎか…それは

「それでは、拙者はこれにてごめんでござる!」

「ドロン……」

「行ったか……」

それにしても、遠山…キンジか、
なんだかんだで遠山とは縁があるのかねぇ…なあ、金一さん……

あれは……そうもう1年か……
去年の冬の浦賀沖海難事故…確か、客船事故で、客船の名前……が……
そう、思い出した、アンベリール号
あの事故で、俺は逃げるように
強襲科から転科したんだっけ……?
元々科なんかどうでも良かったが…
強襲科だけはSランクになれそうで
俺は金一さんに憧れて強襲科にきた
強襲科以外は全部齧ってはみたが…
全部…オールAランクだった…
他の仲間達は全員揃いも揃って凄いだとか、万能とか言うが…俺は実際
突飛な能力がない…だから、いまや
金一さんが居なくなった後は諜報科に転科した……そうか、あの事故で
金一さんが居なくなって早一年か、
あの人の弟のキンジは兄金一さんのことをどう思ってるのかな?

「しかし、兄弟ともに武偵か」

似てるのかはたまた、金一さんに…弟のキンジも憧れていたのか、
本人に聞くしかないが…かなり
マスコミなどに問い詰められたと…
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