第91話 少年たちの前に壁が現れるようです
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ぇ……。あぁ、皆には内緒にしないと……。」
あまりに久しぶりに会ったものだから、それだけで満足しちゃったよ・・・。
いや、愁磨さんなら察して助けてくれそうなものだけど・・・今言ったように楽しんでるんですか。
それならどうしようもないですね。
「行くぜぼーず。明日から終戦記念祭が始まる。最後の詰めと行こうぜ。」
「は、はい!よろしくお願いします!」
なら、僕は僕が出来る最大限の事をするだけだ。それに・・・のどかさんは僕が助けるんだ!
Side out
Side ―――
ワ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ―――
「アリアドネ―戦乙女騎士団!捧げ―――刀!」
ザシャンッ!
「(ねぇねぇユエ、なんで何で私達が世界平和のお祭りの警護やるのかな?)」
「(……我々アリアドネ―は強力な武装中立国ですからね。)」
終戦二十年記念"オスティア終戦記念祭"開催当日。夕映の所属するアリアドネ―騎士団は友好のの為に
メガロ・ヘラス両国の外交特使が集まる場所を警護していた。
とは言っても新兵は後方に配置されている上、世界情勢に無頓着なコレットともなれば無駄話に花が咲く。
「(北の人間を主とした"メセンブリーナ連合"と南の亜人を主とした"ヘラス帝国"の間を取り持つ役目が
必要なのです。平和の祭典とは言いつつ、両者の仲は最悪です。それにこの役目を担うと言う事はつまり、
両者と比肩される力を持っている事になりますです。アリアドネ―の発言力を強める為にも……。)」
「(へー?)」
「(……まぁ、事情は分からなくても警備は出来るです。)」
夕映の丁寧な情勢の説明も、全く理解する気の無いコレットには馬の耳に念仏。
それを分かっているので、夕映もあえて追及をしない。
「わ!?ユエ見て見て!」
「な、なんですか?」
いきなり元気になったコレットに従い上を見ると、クジラの様なフォルムの凄まじく巨大な白亜の戦艦と、
それ程ではないがまた大きな戦艦が空を飛んでいた。メガロメセンブリア主力k
メガロメセンブリア主力艦隊旗艦"スヴァンフヴィート"!!先の大戦で活躍して今尚現役の最強戦艦ダヨ!
艦首神罰砲の威力は絶大でグレートブリッジ奪還作戦では一撃で七体の敵召喚獣を消滅させ、
更にはあの『皆殺しアーカード』の魔法を受けたとの噂も……!」
「……軍隊には詳しいのですね。」
ゴォン
・・・更に饒舌になったコレットに飽きれの一言で答える夕映。此方も、興味の無い事には無関心な様だ。
そして"スヴァンフヴィート"の下部、後
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ