第九話
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
横チョキをしながらソーナ会長にそう言うセラフォルーさん。
「はぁ……いいですよ、ソーナ会長。慣れっこですから」
「申し訳ありません、イッセー君」
本当に申し訳なさそうに頭を下げるソーナ会長。
本当に……今の魔王様は公私共に自由過ぎると思うんだよね……。
「とりあえず離れてくださいセラフォルーさん」
「い〜や〜だ〜♪」
はぁ……ホント、どうしてこんなにフリーダムなんだろうな……。
???SIDE
「ん?電話か……はい、もしもし?ああ、イッセーか。久しぶりやな」
「……ほぅほぅ……って、は!?お、おいちょい待て!何でそんなのに俺が選ばれるんや!」
「……あの世界の事を知ってるから!?だからって今からこっちに来い言うんか!?」
「ああ、もうわかったわ!今から行くから遅れるのは覚悟しとけよ!」
そんな電話が来た所為で俺のこれからの計画が全部台無しや……。
「はぁ……ほんなら行くか……駒王学園に」
イッセーの為やしな。
SIDE OUT
そして夜中となり……俺たちは旧校舎に来ていた。
俺たちというのは俺、クレア、ルビア、リンスレット、エリス、フィアナ、アーシア、ゼノヴィア、そしてグレイワースである。
皆のご両親は満足したのか笑顔で元素精霊界に帰っていった。
ただ一人、エリスのお父さんであるシグナスさんだけは「エリスを泣かせたら許さんぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」って言いながら引きずられていった。
泣かせるって……俺がそんなに鬼畜に見えるのかね、あの人には。
「さて、入るか」
そう言って俺らは旧校舎へと足を踏み入れる。
旧校舎の中の広い一室の中で会議は行われる。
三人は部屋に入ると円状の形でサーゼクスさんとセラフォルーさん、アザゼルさん、ミカエルさん、ガブリエルさんが座っていて、サーゼクスさんとセラフォルーさんの後ろにグレモリー眷属とシトリー眷属が待機しておりミカエルさんとガブリエルさんの後ろにイリナが待機しており、アザゼルさんの隣にヴァーリが座っていた。
イリナ……お前、大変だな。ついこの前戻ってまたこっちに帰ってきて……苦労人なのかな?
「さて、それじゃイッセーはそこの席に座ってくれ」
俺は指定された席に座り、その後ろに置いてある席に皆が座る。
「さて、それでは集まったところで話しを始める前に言っておこう……ここにいる者達は全員が神の不在を認知しているということでいいかい?」
俺達を含めるその場にいる全員が無言でサーゼクスさんの問いに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ